「恐竜の世界へ。」ここまでわかった!恐竜研究の最前線 (pen BOOKS)<1>
「恐竜の世界へ。」 ここまでわかった!恐竜研究の最前線 (pen BOOKS 013)<1>
真 鍋真/監修 ペン編集部/編 2011/07 阪急コミュニケーションズ 単行本・ムック 140p
Total No.3073 ★★★★★
どうも、この世界から抜け出すには、たっぷり時間がかかるらしい。自分がこれだけ、この世界にハマるとは思わなかった。
「チキンの骨で恐竜を作ろう」をいまだに実践中。前回は「地球ザウルス」と名づけた、自分勝手な恐竜「らしきもの」を作ってみただけだが、あっというほどのリアリティに圧倒された。それで、いろいろ調べてみると、もっともっとリアリティを出す工夫が必要だとわかってきた。
なに、わが地球ザウルスだって、数億年続いた恐竜時代のことを考えれば、進化の過程では、このようなスタイルがなかったとは断定できないはずだが、やはり、実際に発掘された、「科学的」なデータに基づく恐竜づくりが必要であろう。
恐竜といえば、ティラノザウルスの名前があまりにも有名。私だって(?)知っている。別名T-レックスというニックネームを持っている。でもなぁ、肉食動物だし、北米に多いというのも、いまいち納得いかない。凶暴すぎるというイメージがある。
そう敬遠してきたティラノザウルスだが、資料がもっとも多いのも事実。チキンの骨で恐竜を作ろうとすれば、まずはティラノザウルスに挑戦してみる必要があるだろう。
地球ザウルスの欠点はいくつもある。
・頭蓋骨があまりにも杜撰である。
・足元、手元があまりにも杜撰である。
・脊髄の数、骨の向きがめちゃめちゃである。
・体全体のバランスが取れていない。
・脱色できないところは、着色してしまった。
・歯の数がいい加減である。
・腰骨の部分があまりにもいい加減である。(そもそも仕組みがわかっていない)
・などなど
これらは、なにはともあれ形として作ってしまったから気付いたわけだから、地球ザウルスにはそれなりの存在意義はあるのだが、もっと作りたいと思うのなら、このつぎはそんなにいい加減なことを続けるわけにはいかない。
とにかく、ここは基本中の基本であるティラノザウルスへの挑戦である。今回始めていることは・・・・。
・とにかく骨を集めること。前回のように鶏がらばかりでなく、丸鶏も集め始めた。なんせ、鶏がらには腰骨がない。そもそものシステムがよくわかっていない。丸鶏にも大きさがあり、腰の大きさも当然違ってくる。あるいは、鶏とティラノザウルスにはどこまで類似性が許されるのか。
・ティラノザウルスの場合は、とくに、頭蓋骨の部分が全体のイメージを決定する。丁寧にに作り込む必要がある、ということで、まずは木工で立体モデルを作り始めた。
・腰骨は現在、ゆっくりと肉片の中から発掘中。
・それといろいろ情報を集めている。その中でもこのペンブックス「恐竜の世界へ。」が秀抜なのは、ティラノザウルスについての情報が多く、全体骨格の側面図と上から見たときの図がキチンときれいに表現されていることだ。本によっては、同じ恐竜でも、作りがまちまちである。ここはこの本を基本として、全長60センチ、高さ30センチ、幅10センチのティラノザウルス制作へ進行することとする。
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