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2013/08/19

「東大入試に学ぶロジカルライティング」 吉岡友治


「東大入試に学ぶロジカルライティング」
吉岡友治 2011/06 筑摩書房  新書  267p
Total No.3085 ★★★★☆

 吉岡友治関連リスト 

「だまされない<議論力>」(2006/08 講談社) 

「世の中がわかる『○○主義』の基礎知識」(2007/07 PHP研究所)

「『眼力』をつける読書術」 (2009/12 東洋経済新報社)

「東大入試に学ぶロジカルライティング」(2011/06 筑摩書房)

「いい文章には型がある」(2013/03 PHP研究所)

Y5


 さて、この本まで来ると、一般的に著者の近著とされる5冊が出揃ったことになる。「東大」も「入試」も、当ブログとは縁遠いが、「ロジカルライティング」という奴も、はるか遠くに仰ぎ見る、という始末である。

 世に「義理と人情、ハカリにかけりゃ、義理が重たいこの世界」という言葉があるが、「論理と感性、ハカリにかけりゃ、論理が重たい受験の世界」とでもなってしまうだろうか。

 高校生や、法律や経済関連の受験生を中心とした読者層を狙った本であれば、まぁ、そういう結論は当然であろうが、これを一般人であり、また老齢に達したわが身が読むとすれば、どのようなところにアクセスポイントを見つければいいだろうか。

 わが家の子供たちの受験期もとうに過ぎ去り、受験や試験もほぼ無縁の時代に突入しているのだ。わずかに生まれたばかりの幼き孫たちの受験に準備するなんて、それじゃぁ、いかにも馬鹿じじいになってしまうので、これもまた違う。

 せいぜい、当ブログの表現に寄与すべき点を教えていただくこと程度が、この本の活用方法か。

 ただ、著者側から言えば、こちらの方が本職なのであり、彼を評するなら、これらの一連の「受験本」が存在していることは、強く意識しておかなければならないだろう。

 さて、この5冊を並べたところで、どの順番を再読することにしようか。一番手っ取り早いのは、「『眼力』をつける読書術」あたりから始めることだろうか。当ブログが読書ブログであるなら、読書術もかなり近い。著者の本を再読・精読する、ということも必要であろうが、著者が師と仰いでいる(であろう)竹内敏晴氏の一連の表現も視野に入れていく必用があろう。

 私は一度、竹内氏の講演会に参加したことがある。しかし残念ながら、その時は急用が入り、終演まじかに、満員の会場の後ろにようやく入り込んだ程度で、内容そのものについては、よく聞くことができなかった。

 それ以来、竹内氏の存在は気にはなってきたのだが、当ブログにおいても、まったく1ページも読みこんでいない。

 なぜそうなのだったのかは、それなり理由があるのだが(つまりこころとからだ、止まりのところが、ちょっとなぁ)、それは、こちらの誤解や不理解が原因である可能性もあるので、すこしづつ、そちらも「読書」しながら、この著者の世界に、もうちょっと踏み行ってみたい。

つづく ・・・・

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