「24 HOURS AFTER 恐竜絶滅の日」 ナショナル ジオグラフィック
「24 HOURS AFTER 恐竜絶滅の日」
ナショナル ジオグラフィック (編集) 2010/03 日経ナショナル ジオグラフィック社 DVD-ROM
Total No.3093★★★★★
かつて私が青年時代に聞いた話では、恐竜が滅びてしまったのは、自らの成長自体が間違っていたからだ、というものだった。体重が増えて、歩けなくなり、牙が大きくなりすぎて、餌を食べれなくなった、などなど、恐竜自体にその原因が求められていた。
それは、人類が自らの「進化」を戒めるように、かつての地球の支配者「恐竜」から何かの教訓を読み込もうとしているかのようだった。しかし、21世紀の今日において、その「仮説」は大まかに言って否定されている。
現在では、恐竜が絶滅した原因は、巨大隕石が6500万年前に地球に衝突したことが原因であったとされている。これはほぼ証明されている。1億年間も繁栄した恐竜文明は、たった一日で絶滅したのだ。
その「KTイベント」を、このビデオは現代的な科学的な手法によって証明しようとする。
「また、見るの?」と奥さんは、あきれ顔。何回も繰り返してこのDVDを見ている私が、ちょっと可笑しいらしい。
う~~ん、何回も繰り返してみてみたいなぁ。とてつもないことだよ。すくなくとも、この地球上における、一回あったかなかったかの、大イベント、大事件なのだ。これ以上のことはない、そう思った。
しかし、どうやら、それは間違い。これだけのイベントは1億年に1回はある可能性があるということだ。ということは、この事件は6500万年前だから、あと3500万年以内に、また起こる可能性はある。
つまり、3・11の巨大地震、巨大津波が、400年サイクルとか、1100年サイクルとか言われているが、その1万倍以上の、長い長いスパンだが、いつも起こる可能性はあるのだ。
そういえば、最近もまたロシアに巨大隕石が落下してきた。幸いにして「人類絶滅」とまではいかなかったけれど、可能性とは常にある、ということをキモに銘じておかなければならない。
このDVDは、かなりインパクトがある。
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