「2億5000万年後の地球」 ナショナル・ジオグラフィック
「2億5000万年後の地球」
日経ナショナル ジオグラフィック社 2011/02 角川出版販売株式会社 DVD1枚 94分
Total No.3089★★★★★
ナショナル・ジオグラフィック協会は、米国ワシントンDCに本部を置く、世界有数の非営利科学・教育団体。1988年に「地理知識の普及と振興」を目指して設立。世界30言語で発酵される月刊誌を発行。日本では1995年より日経ナショナル・ジオグラフィック社を設立し、活動続けている。図書館にも関連のDVDや書籍が所蔵されている。
恐竜たちが活躍したパンゲア大陸が3億年前に存在し、ゲーリー・スナイダーの「亀の島」も3億年前から始まっている限り、タイムスパンを億年単位で考えていく必要がある。それは過去についても、未来についても考えなくてはならない。
2億5000万年後、”未来の地球”にたどり着いた宇宙飛行士が目にしたのは想像を絶する地球の姿だった。大陸移動、侵食、巨大火山の噴火、大量絶滅・・・・ 未来の地球には、いったい何が起きているのか? 人類は生き残っているのか? 裏カバーコメント
人間のスケールで考えれば、人生100年としてその2500000倍。気が遠くなるというより、ほとんど想像することはできない。意味がよくわからない。それでも、恐竜たちの存在があり、その生態がわかってくるにつれて、それが数億年前であってみれば、未来についてもそのスケールで考える手立てを持たなければならない。
一番は、大陸の変化、移動、地球そのものの変化であろう。3億年前にあったとされる超大陸パンゲア。すでに5つに分離している現在の地球上の大陸だが、登場する科学者たちは一致して2億5000万年後には、再び超大陸に結合するとしている。
このスケール感がすばらしい。地震だとか、津波だとかは、もう当たり前の日常的な出来事である。それを大前提としての世界観を作っていかなくてはならない。
もうここまで来ると、当ブログにおける転生魂多火手の述懐「ムー大陸からの龍」は、「パンゲア大陸からの恐竜」と読み替えても、まず間違いはないだろう。しかも、「最大限の助力」とは、ひとつひとつの恐竜たちというより、このスケール感こそが重要ということになるだろう。
検索したら「地球膨張の謎と超大陸パンゲア」(飛鳥昭雄 1997/04 学習研究社)にぶちあたった。 「伝説の失われたムー大陸は超古代の原始地球に実在した!」のコピーが気になる。いずれ読んでみようと思うが、図書館リストには存在しない。一連の著者のシリーズは、いわゆるトンデモジャンルに分類されがちだ。
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