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2013/10/11

OSHO 「Joy 喜び」 山川紘矢& 山川亜希子(翻訳)  角川書店刊<1>

Joy2


OSHO 2013/10  (著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳) 角川書店 単行本: 255p
Total No.3117★ <1>

 

 あとがき  山川 紘矢  山川 亜希子  

 本書はニューヨークのSt.Martin's Griffinから2009年2月に出版されたJOY(THE HAPPINESS THAT COMES FROM WITHIN)を翻訳したものです。  

 OSHOの本は世界的に膨大な数が出版されていますが、ウィキペディアで調べてみたところ、いままで29冊の講話録が1977年から2000年にかけて日本語に翻訳、出版されています。 

 今般、出版の運びになったのは、最近、アメリカでOSHOの人気が復活しているということで、出版エージェントからの働きかけがあったからです。私たちは精神世界の本の翻訳者ですが、特にOSHOと深い関係があるわけではありません。数年前、インドのプネーにあるOSHOの瞑想リゾートに1週間ほど滞在したことがあるぐらいです。その時、OSHOの膨大な蔵書を見せていただき、彼の興味の広さと深さに大いに驚きました。 

 OSHOは現代の意識の革命者であり、人々の意識変革に大きな役割を果たした人として、20世紀を作った1000人のうちの1人であるとも言われています。 

 この世の中が変わるためには多くのブッダ(覚者)つまり、覚醒した人が現われなければならないとOSHOは言っています。そのためには、私たちの従来の価値観を揺さぶる必要があり、人々にショックを与えなければならないとも言っています。そして今は、地球のエネルギーそのものが大きく変化し、それとともに人々の意識が大きく変化しつつある時なのでしょう。今やっと、OSHOの本が多くの人に読まれ、理解される時が来たのかもしれません。 

 最初、この本の翻訳の話をいただいた時は、少しとまどいがありました。私たちはOSHOの教えを受けたこともなければ、OSHOの特別なファンでもありません。日本にもOSHOの熱心なファンが数多くいらっしゃいます。彼について学びを重ねてきた方をさし置いて部外者の私たちが翻訳してもいいのだろうか、と思ったのです。しかし、多くの方に読んでいただくためには、そのほうがかえってこの本の翻訳者として適しているのかもしれません。 

 先にも述べたとおり、OSHOは自分の役割を人々にショックを与えて、覚醒を促すところにあるとしています。また彼は物事の真実をオブラートに包むようなことはせずに、そのままあからさまに語っています。そのために、日本では不適切とされている言葉も数多く使用していますが、翻訳にあたってはなるべくOSHOの意図を尊重したいと思い、不適切とされている用語もそのまま日本語に訳しました。著者の想いを汲んで、どうぞご容赦ください。また、いくつかの言葉は、OSHOの翻訳の慣用句をそのまま使用しているので、慣れるまでは多少の違和感があるかもしれません。

 最後にこの本のお話をもってきてくださったアウルズ・エージェンシーの下野誠一郎さん、角川書店の菅原哲也さんと藤田在希子さんにこころからの感謝をささげます。

2013年8月         p254

 <2>につづく

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