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2013/11/22

プレムバヴェシュの孫たちとの対話 <37>福禄寿

<36>からつづく

「プレムバヴェシュの孫たちとの対話」

<37> 福禄寿

Fukurokuju_3 

 福禄寿(ふくろくじゅ)は、七福神の一つ。道教で強く希求される3種の願い、すなわち幸福(現代日本語でいう漠然とした幸福全般のことではなく血のつながった実の子に恵まれること)、封禄(財産のこと)、長寿(単なる長生きではなく健康を伴う長寿)の三徳を具現化したものである。宋の道士・天南星の化身や、南極星の化身(南極老人)とされ、七福神の寿老人と同体、異名の神とされることもある。 福禄人(ふくろくじん)とも言われる。wikipediaより

 日々、まもなく2歳になる男の子と、まもなく3歳になる男の子の、稚戯あふれる遊びのパワーに振り回されて、自分の仕事などそこそこになってしまっている生活を、これもまた福のひとつ、と考えることもできなくもないだろう。

 ましてや、あとひとりふたり、新しい孫たちの誕生の予感があれば、それを福禄寿のひとつと勘定しても悪くはあるまい。友人たちの中にも、そう言ってくれる人もある。

 毎月毎月、月末になれば、帳尻合わせに四苦八苦するとは言え、老齢を控え、次から次と退職し始めている同輩たちの中にあって、すぐに退職を迫られているわけでもない仕事が与えられている。

 来月も再来月も、あるいは来年も再来年も、たいして大きくは変わらないだろう生活を維持する程度の収入が見込めるのであれば、これをまた福禄寿の禄と考えても悪くあるまい。

 毎年の健康診断ではいつもイエローカードだ。いつ、どこから破綻し始めるかわかったものではない。それでも要観察という診断なれど、治療の範囲ではない、という程度の健康の維持がされているならば、これもまた、福禄寿の寿と、良い方に捉えておこう。

 私たちの年代は今年が還暦である。すでに同級会では赤いモノを首に巻いて、神社でお祓いもしてもらった。同級生では一番誕生日が遅い私も、歳が明ければ、名実ともに還暦となる。

 自分ではまだまだ若い、と思う。人からも、お世辞半分で、還暦には見えない、などと冗談を言われる。それらもすべて良い方に受け止めておく。

 だが、日々、体の力は衰え、思考力も、交際力も、どんどん衰退していくことを感じる。還暦である。十二支が五回、つまり木火土金水で、ひとめぐりしたのだ。命は、生まれ変わって新しくなる必要がある。老いたるものは去っていくのだ。

 といいつつ、去るにも、まだまだ時間がありそうだ。気の早い友人連中は、気軽にどんどん、あの世へとやら旅立ち始めている。おいおい、お前も早く来いよ、と言われてはいるのだが、まだまだ、命の脈がある限り、なんとかこの世に二本の足で立っていたいとは思う。

 福禄寿になぞらえてみたが、まぁ、その入り口に立てそうかな、という予感に留まっている。平均寿命だって、80歳を超えている時代である。あと2~30年は、なんとか初老、老年、高齢者、後期高齢者の時代を乗り越えていく必要がある。

 福だって、録だって、おいおいそんなものかよ、と笑われてしまうそうだが、まぁ、いいじゃないか。

 今日も孫たちと遊んで、一日が暮れる。

<38>につづく

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