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2013/11/02

OSHO 「Joy 喜び」 山川紘矢& 山川亜希子(翻訳)  角川書店刊<2>

<1>よりつづく

Joy2


OSHO 2013/10  (著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳) 角川書店 単行本: 255p

この本、ちょっとだけ読んで、一休み。

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 とこちらも、書きかけておいて、すすまなかった。薄い本ではあるが、私にとっては、Oshoの本は「読書」ではない。一気に読み進む時もあれば、そうでない時もある。ちょっと止まれば、あと再開するのはいつになるのか、自分でもわからない。

 前回は、出版のタイミングで、翻訳者のあとがきだけを抜き書きしておいた。いちど目を通してから雑感をメモしようとしていたのだが、いつになるかわからない。なにはともあれ、今の心境をメモしておく。

 まず、この本の内容よりも、出版自体がニュースとなっている。私の周囲での感想もまちまちである。本屋で平積みをされていることに喜びを感じる人もあれば、この人たちに翻訳されること自体を嫌うような書き込みもある。若い翻訳者たちにチャンスを与えよ、という言葉さえ聞いた。

 さて、私は概して歓迎的である。山川夫妻と、角川と、Osho、の三つ巴は面白いと思う。この取り合わせで、あと確か5~6巻でるらしいので、それら全部が順調に出てほしいと思う。そして、感想は、その後でもいいと思う。

 そもそも、彼らの翻訳が気に食わなければ、英語で読めばいいのだし、ネットなら無料で読める。英語が自由じゃない私は、やはり翻訳は歓迎する。

 もっとも、誰の翻訳であったとしても、十全なものはない。もっというなら、どんな講話録も、講話そのものにはかなわない。そして、講話は、その現前には及ばない。そしてその現前は・・・・・・。

 だから、どんなものであっても不完全なのであり、不完全だから不要だ、と決めつけてしまうのはどうかとも思う。

 「『ザ・シークレット』の山川夫妻大絶賛」という腰巻のコピーは、どうかと思うし、「セレブを中心に欧米に熱狂的なファンを持つOSHO」という紹介も、はてはてどうしたものか、と思う。でも、私ならこれよりもっとすごいコピーを書ける、とも思えない。

 Osho自体は、このようなポピリズムは割と好きなのではないかな・・・・? ワールドツアーで資金が枯渇していた時に、「コカ・コーラのコマーシャルに出る」とまで冗談を言ったOshoである。笑って歓迎しているのではないだろうか。

<3>につづく

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