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2013/12/08

「甦る古代 日本の真実」 全訳秀真伝 記紀対照―1300年の封印を解く 千葉 富三<1>

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「甦る古代 日本の真実」 全訳秀真伝 記紀対照―1300年の封印を解く<1>
千葉 富三 (著) 2012/08 文芸社 ハードカバー  877ページ
Total No.3133★★★☆☆

 「甦る古代 日本の誕生」ホツマツタヱ―大和言葉で歌う建国叙事詩、の姉妹編。後続である限り、ましてや3・11後の出版となれば、こちらもまた目を通しておく必要があるだろう。

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 なんせ、この大冊である。通常の当ブログなら、まずはその本が存在することを知って、そして、図書館から借りだせることを確認してしまえば、あとは、いつ読みだすか分からないという、「ツンドク」なってしまいかねない。

 そもそも、アラハバキ、ヒタカミ、ホツマについてのいくつかの書籍は、我が家の本棚にいくつか転がっているのである。いや、今は天井ロフト改造につき、段ボールの中におさまっている。

 「捨てるに捨てられないモノ」シリーズの中に何冊か含まれている。でも、いろいろな経緯があって、私はその道に深入りしなかったし、自分の道だとも思えなかった。だから、惜しいけれど、捨てようかな、と思っていた矢先である。今回も、目を通したとしても、やっぱり捨てよう、という風になりかねない。

 しかしそれはもう20年も前の研究の一式である。こちらの千葉富三著による一連の「研究」は、ひょっとすると、それらとは一線を画す、大変な価値を持っているやもしれない。飯沼勇義推薦のシリーズとなれば、飯沼史観初学の徒として、まずは、一度拝読せねばならないだろう。

 私が「秀真伝」を知ったのは平成13年---。東北の古代に関心を持つ者がそれぞれの分野からの研究と親交を深め合おうと、ある下の設立総会が宮城県古川市(現・大崎市)で開かれ、会議がひととおり終わったところで、出席者の方から「ホツマツタエ(注・原文ホツマ文字)のすすめ」という小冊子が配られたときでした。

 その副題は「日本の真実の歴史 真実の姿と心を伝える」というもので、「ホツマツタエ」という言葉そのものが私にとって初めて、もちろん初めて見る「ほつま文字」もその中にありました。

 ある会というのは「あらはばき学会」といい、そのちきの出席者は70名ほど、現在の会員は半数の30数名に減りながらも「年報」は10号まで出されてきたました。だが、「ホツマツタエ(注・原文ホツマ文字)」の方は、はっきり関心を示したものは私のほかには今日まで、ついに一人もありませんでした。p872「むすびに---もう一つの真実」

 おや、1933(昭和8)年生まれ、すでに高齢の方だから、永年ホツマの研究に当たられた方かと推察さしあげていたのだが、割と最近ホツマに出遭われたようだ。平成13年と言えば丁度2001年。出会ったという時間経過だけを考えれば、私のほうが10年も前のようだ。

 各所に「松本善之助」の名前が見えるので、かつて20年ほど前に、私がめくったホツマ関連の書物と、ルーツにおいて、そう大きく変わるものではなさそうだ。ということは、そのうちチャンスがあったら、段ボールから我が家の「ホツマ」本達を解放して、目を通すことも必要になるかもしれない。

 で、その「研究」とやらの、その「成果」はいかほどのものなのだろうか。興味シンシン。

<2>へつづく

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