シリーズ<捨てるに捨てられないモノ>その1 縄文遮光土偶フィギュア「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」<5>
「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」 <4>
リズ・ダベンポ-ト/平石律子 2002/09 草思社 単行本 222p
リズ・ダベンボードはそういうけれど、片づければ片づけるほど、捨てられないモノがでてくる。いずれ捨てることになるかもしれないが、出てきたものたちを、すこしづつ記録として残しておく。
シリーズ<捨てるに捨てられないモノ>その1 縄文遮光土偶フィギュア
たしか20年ほど前、奥松島にある「奥松島縄文村歴史資料館」の売店で求めたもの。大きさは25センチほどあり、デザインはデフォルメされていて、なかなか可愛い。この遮光土偶、今から6~7年ほど前に、地震があって、本箱から落ちて、頭部が壊れてしまった。
焼き物だから、壊れやすいし、それも命かな、と思って、そのままにしておいた。いずれ捨てる機会をうかがっていたのだが、なかなかそうはいかない。
そうしているうちに、遮光土偶って、そう言えば、殆どが完全な形で発掘されることはなく、どこかが壊されてでてくる、という話を聞いた。
なるほど、このお土産用の土偶は、ある意味「完全」である。どこも壊れていなかった。ところが、地震で壊れたとあっては、むしろ、これで「本物」になったのではないか、と、むしろ、以前より、大事に思うようになった。
壊れたところは接着剤で修復して、いつもベッドサイドに鎮座してくれている。本来は、最近の画像を貼り付けようと思ったのだが、こちらの画像もまた、捨てようと思っていたフロッピー・ディスクに残っていたもの。だから、壊れる前の状態である。
最近、当ブログは、いきなり、アラハバキ、ヒタカミ、ホツマの世界に突入しようとしている。どんな展開になるやら今のところ不明だが、この土偶が静かに見守ってくれているように思う。愛称、ホツマ君とでもつけて、これからも可愛がることにする。
当資料館においては3・11で大きな被害を受けたと聞いている。何にもお手伝いできないが、こころより早い復興をお祈り申し上げます。
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