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2013/12/01

OSHO 「Joy 喜び」 山川紘矢& 山川亜希子(翻訳)  角川書店刊<3>

<2>よりつづく

Joy2


OSHO 2013/10 (著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳) 角川書店 単行本: 255p

 ようやく読み終わった。ずいぶん時間がかかってしまったが、仕方ない。Oshoの本を読む時は、いつもこんな調子だ。読みかけてから何年もたつのに、まだ読み終えていない本が何冊もある。いつもこんな感じだ。

 Oshoは私にとっては、「読書」の対象ではない。通常の本なら、一気に読んでしまって、その内容を把握し、時には再読し、気にいったところをメモし、分からないところには付箋を貼り、あとは、次の本に移る、というサイクルを繰り返す。

 しかしながら、Oshoの本は、なにか知識を得るために読むわけでもなく、また、目新しいことが書いてあるわけでもない。読み始めてしまえば、いつものOsho節だ。手を変え品を変え、Oshoは同じことを何回も繰り返す。

 正確には同じ言葉ではない。最終的に指さしている方向にある「月」はひとつのものだろうが、その指差し方が、毎回趣向を凝らしてあるのだ。だから、一回読んでしまえば、「月」がわかるのだろうが、いつの間にか見失ってしまう。だからまた、Oshoの指が気になってくる、というサイクルだ。

 この本、編集本だし、特に明記もされていないので、何処からどのように集められた一冊なのかはわからない。初めて読む読者なら、そんなことは気にならないだろうし、ある意味、この本の中に、なにか哲学的な整合性を求めてしまうかもしれない。

 しかし私は、Oshoは哲学ではない、ということを知っている。彼に論理的な整合性はない。だから小さな部分では、この本ではこう言っていたけど、別な本では、また別な言い方をしている場合がかなりある。ようは、言葉ではいえない「月」を、言葉で表現しているからだ。

 そしていつまでも言葉を必要とする自分がいて、あ、またやってしまった、と、そこから離れて、自分の「月」を見るのだ。そうすると、「読書」は中断され、「本」は忘れられて、ひとまず中断、ということになる。

 しかるに、今回のように、あちこち「歩き回ってくると」、いろいろと「毒素」が体に回ってくる。こんな時だ。そろそろ、Oshoを読んでチューニングしなければ、と思うのは。

 楽しみながら、大事にしながら、Oshoを味わう。私は幸せだ。こういうマスターを持っている。

I  LOVE OSHO! THANK YOU OSHO !

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