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2013/12/17

OSHO「英知の辞典」 <28>自然 NATURE

<27>からつづく
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「英知の辞典」<28> 
OSHO, スワミ・アナンド・ソパン 1996/05 めるくまーる 単行本  579p

自然 NATURE

 人間は文明を通してきわめて醜くなった。文明はほんとうは祝祭ではなく、呪いであることが判明した。私たちは遅かれ早かれ別の種類の文明を試みなければならない。それも早ければ早いほどよい。なぜなら、私たちが今日まで試みてきたこの文明は失敗が運命づけられているからだ。それはすでに失敗している。たんに崩壊するのに時間がかかるだけだ。それは巨大な構造物なので、崩壊するのにも時間がかかる。

 この文明が失敗したのは、それが自然に対立してきたからだ。人間は自然にきわめて傲慢な態度を示してきた。彼は自然を征服しようとしてきたが、それはまったくばかげている。私たちは自然の一部だ。その私たちがどうして自然を征服できるだろう? 私たちは自然そのものだ。自然と戦うことは自分自身と戦うことだ。それはあまりにも愚かしくて、あまりにも自殺的であり、どうして人間がそのような罪を犯すことができたのか、のちの世代の人たちは信じることができないだろう。

 人間はもう一度どうやって木々と、山々と、海と親しくなるかを学ばなくてはならない。私たちはもう一度どうやってそれらと友だちになるかを学ばなくてはならない---そして私のサニヤスはその大いなる後―ルに向けての努力だ。

 人間は自然に対立するのではなく、自然とともにあって初めて喜びに満ちて生きることができる。自然に対立したとたんに、私たちの愛のエネルギーは憎しみに変わってしまう。もし渡したいが自然とともに全面的な調和のうちに流れることができるなら、愛は育ち、成熟し、さらに統合されたものになるだろう。愛の成熟は人生で最大の贈り物だ。成熟した愛を知ることは神を知ることだ。なぜなら、それは喜びをもたらし、自由をもたらし、祝福をもたらすからだ。WON'T YOU JOIN THE DANCE! p270

<29>につづく

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