« 「言霊―ホツマ」THE WORD SPIRIT 鳥居礼 | トップページ | 「よみがえる日本語」 ことばのみなもと「ヲシテ」 青木純雄他<2> »

2013/12/21

「隠された古代」―アラハバキ神の謎 近江 雅和

「隠された古代」―アラハバキ神の謎
近江 雅和 (著) 1985/03 彩流社 単行本 258ページ
Total No.3148★☆☆☆☆

 これもまた天井ロフトの段ボールから「発掘」された一冊。しかし、ここまで来ると、「捨てるに捨てられない」こともなく、さっさと捨てても、それほど惜しくはない。

 この本も初版は1985/03であるが、手元にあるのは1991/05発行の第6刷。この時期、盛んに私はこの辺りのテーマにアプローチしていたのだった。

 多賀城アラハバキに参拝したのは、この当時。野草社の石垣さん、羽倉玖美子さん、石森少年夫妻などと尋ねたのだった。震災後に多賀城アラハバキを参拝したのは2011/11、そして2013/12、今回も参拝してきたのだった。

 「隠された古代」―アラハバキ神の謎。すばらしいタイトルだと思う。2013年の現在、私はこの本と同じタイトルの本が店頭に並んでいたり、図書館の新刊本コーナーに並んでいたら、絶対手にとると思う。今でも、今日的テーマを含んだ、重要な内容となること必至である。

 しかるに1985年に出されたこの本は、味噌クソ一緒で、なにがなにやらわからない。謎というより、散らかすだけ散らかして、自ら失くし物を増やしているような趣きさえある。まずは、第一義に和田家文書をその展開軸に据えてしまったために、めちゃくちゃになっている。

 つまり、自らの大自然に対する直感と、小まめなフィールドワークをせずに、あちこちの目新しそうな文献だけをくっつけて、一冊にしてしまっているからなのだ。それが趣味ならそれでもいいが、この本を読まされた読者はたまったものではない。

 何が何やら、訳がわからなくなる。私は専門家ではないので断言はできないが、一読者としては、この本あたりは最低点である。ワースト本のリスト入りはすることあっても、史料的価値はゼロと判断する。言葉の端々にこの本のことが出てしまったら、ちょっと恥ずかしいだろう。ここにメモすることすら、本当は気おくれする。

 しかるに、「隠された古代」―アラハバキ神の謎、このタイトルは生きている。誰か、もっとクリアな意識を持っている人が、今日的情報と研究結果を踏まえて、まったく同じテーマで書きなおさなければならないだろう。

 いや、もうでているかも。もうすこし探してみようかな。

|

« 「言霊―ホツマ」THE WORD SPIRIT 鳥居礼 | トップページ | 「よみがえる日本語」 ことばのみなもと「ヲシテ」 青木純雄他<2> »

25)時の葦舟」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「隠された古代」―アラハバキ神の謎 近江 雅和:

« 「言霊―ホツマ」THE WORD SPIRIT 鳥居礼 | トップページ | 「よみがえる日本語」 ことばのみなもと「ヲシテ」 青木純雄他<2> »