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2014/01/20

国際シンポジウム「スピリット・オブ・プレイス仙台」 「報告書」<3>

<2>からつづく

sps2.JPG

SPIRIT OF PLACE SENDAI いのちのつながり、場の響きあい 
国際シンポジウム「スピリット・オブ・プレイス仙台」報告書<3>
1991/11/25~11/27 仙台国際センター

Photo 
 何はともあれ、ジェームス・スワンがいたからあのシンポジウム(SPS)はあったのだろうから、この三冊は再読が必要であろう。もっとも、この三冊は、シンポジウムの後で邦訳されたのであって、当時は、英文の原書があっただけであった。

 それをカリフォルニアに住んでいた須田文夫氏が日本、特にご自身の出身地である仙台に持ちこんできたのだ。彼は建築家で、現在でもあちらで活躍中と思われる。youtubeでも、近作を拝見できる。

 迎えた仙台のスタッフは追々振り返るとして、特にあの実行委員会組織図の中から特に思い出すのは、二人の政治家。本間俊太郎・元宮城県知事と、石井亨・元仙台市長である。10

 この二人は、シンポジウムが終わった一年半後の同じ時期に収賄で逮捕され辞職している。早い話が二人とも、当時の日本のバブル景気を背景とした箱モノ行政で、建築業界と癒着してしまった、と見られている。細かいことは省く。

本間俊太郎(Wikipediaから) 
知事就任中の実績には、
帆船・サン・フアン・バウティスタ号の復元(石巻市)、
仙台空港と仙台港の国際化の推進、
県立大学(宮城大学)と
宮城県立がんセンターの設立、
宮城県立図書館、
東北歴史博物館の建設、
松島湾の浄化や貞山運河の復活、
七ツ森の自然公園化、
宮城県古川農業試験場の移転整備、
古川市立病院(現大崎市民病院)への救命救急センターの設置などがある。

石井亨(Wikipediaから)
1984年(昭和59年)12月就任
1986年(昭和61年)開館 「仙台市博物館」(建て替え)
1987年(昭和62年)開館 「141ビル(ファッションドーム141)」(新設)
1987年(昭和62年)開業 「仙台市営地下鉄南北線」(新設)
1987年(昭和62年)開催 『'87未来の東北博覧会』
1987年(昭和62年)開館 「仙台市泉文化創造センター」(新設)
1989年(平成元年)開催 『'89グリーンフェアせんだい』
1990年(平成2年)開館 「仙台市科学館」(移転・新設)
1990年(平成2年)開館 「仙台市青年文化センター」(新設)
1990年(平成2年)開館 「ミルポートS」(新設)
1990年(平成2年)開園 「七北田公園」(新設)
1991年(平成3年)開館 「仙台国際センター」(新設)
1991年(平成3年)開館 「仙台サンプラザ」(新設)
1992年(平成4年)開業 「仙台市営地下鉄南北線」八乙女駅~泉中央駅間延伸(新設) 1992年(平成4年)開館 「仙台市シルバーセンター」(新設)
1992年(平成4年)開館 「仙台健康増進センター」(新設)
1993年(平成5年)7月の辞任以降の完成
1994年(平成6年)開館 「仙台市福祉プラザ」(新設)
1998年(平成10年)開業 「アエル」(新設)
1999年(平成11年)開館 「仙台文学館」(新設)
2001年(平成13年)開館 「せんだいメディアテーク」(新設)
さらに、政令指定都市へ移行の後には、各区への仙台市図書館の整備を行った。また、在任中には仙台市営地下鉄東西線の建設計画にも携わった。

 この二人が「スピリチュアリティ」に関係するとはとても思えないが、ただ、当時のバブル期の背景の中で、今日機能している仙台や宮城の多くの「箱モノ」作りに関係したことは間違いなく、また、業界自体もこのような大きなうねりを作っていたのだ。

 そこにバブル崩壊があり、箱モノに魂を入れるような形で「SPS」が受け容れられることになった、と見ることもできる。

<4>につづく

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