楽しく快適! 40軒のライフスタイル「可笑しなクルマの家」 こんな「運べる家」で暮らしたい ジェィン・フィールド=ルイス他
「可笑しなクルマの家」 こんな「運べる家」で暮らしたい
ジェィン・フィールド=ルイス (著), クリス・ハドン (著), 松井 貴子 (翻訳) 2013/10 二見書房
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新刊本コーナーでこの本を見つけて、ふと思い出した。そうそう、3・11の当日の午前中まで、私は、この本に書かれているようなことを夢みていたのだった。読んでいた本は、ビル・モリソン「パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン」。実際に土地の候補も見つかり、資材を運びつつあった。
そして、その最初のベースキャンプにすべきキャンピングトレーラーの、手頃なモデルがネットオークションでみつかり、入札していたのだ。翌日3月12日が、落札日で、絶対落としてやろうと、手ぐすね引いて待っていたのだった。ところが、あの大震災。オークションどころか、電源も落ち、ネットさえ、完全に接続不能になってしまった。後で調べたら、やっぱり別の人に奪われてしまっていた(涙)。惜しかった。
この事は私しか知らない。事前に奥さんに知らせたら、絶対に反対されたと思う。彼女ときたら、寒いところは嫌だというし、夏は蚊が嫌いだ、と来た。これではキャンピングなんてできるわけがない。私なんぞは、寒いからキャンプがいいのだし、蚊がいるからこそ対策を考えるのである。
根本的には、3・11前であろうと、3・11後であろうと、人間の生き方に大きな違いがあるわけではない。3・11を見て、反省して、原発推進派から脱原発派になった、という人はいるかもしれないが、推進の張本人である大政治家が、猛反省して、脱原発で政治活動を再開するなど、私には信じられない。必ず何処かで、また翻意するのではないか、と要らぬ疑心を持つに至る。
なにはともあれ、私は、このような本が大好きなのだ、と自分ではっきり分かった。そして、それをどう生活に取り入れていくかだが、実際には、やはり今後もキャンピングトレーラーを購入する可能性は残っている。
いま選ぶとすれば、すぐ近くにあるキャンピングカー専門店で中古車を選ぶか、米国発のALINERという奴だろう。
最小クラス新品で71万円。牽引システムや税金、オプションも付ければ100万弱になってしまうだろうが、まったく不可能な数字ではない。あるいは、ちょっと上級クラスのものを選んでも150万くらいに収まるのではないだろうか。
でも、そう決意しかかると、またまた、鬼のような奥さんの顔が浮かんでくる。100万~150万もあるなら、もっと優先すべきことがあるのではないですか?! あ、はい、ごもっともでございます。
やはり、3・11前も・3・11後も、私の生活は、それほど大きく変わってはいない。
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