« 日吉 眞夫 「常葉御前のこと」 | トップページ | 居心地のいい「ミニハウス」---羨望の35軒 「可笑しな小屋」 ジェィン・フィールド=ルイス<3> »

2014/02/20

ビットコインの可能性「Newsweek (ニューズウィーク日本版)」 2014/02/25<1>

 

ビットコインの可能性 <1>
「Newsweek (ニューズウィーク日本版) 」2014年 2/25号 阪急コミュニケーションズ; 週刊版 (2014/2/18) 言語: 日本語 2014/2/18 [雑誌]
Total No.3185★★★☆☆ 

Cover Story
ビットコインの可能性
新通貨ビットコインの正体

革命的発明か、単なるバブルか──
世界の注目を集める「新通貨」ビットコインの仕組みとリスク

新通貨 「夢のデジタル通貨」ビットコインの正体
■図解 金とビットコインを比べてみると
決済 現金と電子マネーに並ぶ「第3の通貨」になる?
開発者 サトシ・ナカモト、その痕跡と正体
疑問 究極の「新通貨」という幻想
検証 ビットコイン懐疑論の大きな勘違い

 ニューズウィーク誌のアプリに自動配信された表紙で、この号の特集を知った。前から、盛んにビットコインのニュースを送ってくれていた友人はいたのだが、いまいち関心を集中しないできた。先ごろ、いくつかのビットコイン「バブル」のニュースが流れてきていたが、今回、ようやく「ニューズウィーク」の記事で、いくらか調べてみようかな、という気になった。 

 と言っても、積極的に参加しようとか、一旗あげようとかいう気は毛頭ない。ただ、ここまで話題になれば、一般常識として、誰かとの話題に持ちあがったとしても、少しは対応できるように、という配慮に過ぎない。 

 私は、職種としては、リスクマネジメントやコンサルティングだが、業種としては金融業のはしくれ、ということになっている。一応仕事柄ファイナンシャル・プランナー(AFP)その他の資格を持たされている。一般人よりは金融について詳しい筈だ、という暗黙の了解が成り立っている。(しかし、実はそれほどでもないw) 

 さて、ビットコインとは何だろう。今のところ、まったく調べていないのだが、早い話が、ネットを通じた「地域通貨」みたいなものだろう、と理解している。ネット端末と金融、という組み合わせが、面白味を誘っている、と理解する。

 ネットと金融の組み合わせでは、私は過去二回、それとなく気もそぞろになったことがある。ひとつは2000年当たりの時に、ネット・トレードが話題になり、アメリカの最大手チャールズ・シュワブが日本に上陸した時のことだ。私は、かなり本気だったが、この会社は二年ほどで日本を撤退した。

 儲からないとなれば、さっさと手を引くのが、この手の業種である。まぁ、そうでもなければ、この手の仕事は務まらないであろう。もともと私も、本気に参入できるほどの資金も技術もなかったから、まぁ、撤退してくれて有難かったのだが、当時、このネットトレードで、参加した友人からも、儲かった、という話はあまり聞いていない。

 二度目は、いわゆるバーチャルゲーム「セカンドライフ」が巷間の話題になった時である。2007年前後、早いもので、あれからもはや6~7年の月日が経過している。本格参入しようと思って、私なりに、新しい高機能パソコンを買って、参加し始めた。

 現在はどうか知らないが、当時は、実に、閑散としたヴァーチャルな世界だった。たしかリンデンドルとかいう、セカンドライフでしか通用しない「地域通貨」があり、それがリアルな通貨と連動したため、一部、成り金が生まれた、という報道もなされた。しかし、その後、浮いた噂は聞こえてこない。もう、消えたものとさえ思われているようだ。

 さて、ネット地域通貨としてのビットコインに対する我が姿勢だが、まずP2Pが基本というところが引っ掛かる。現在、仕事柄、我がパソコンではP2Pアプリやサービスは出来ないことになっている。仕組みや思想的には、私はP2P支持派だが、別建てのパソコンでも準備しなければ、参入できないことになっている。

 そして、どうしてビットコインに参加するのか、という動機である。もはや、新しいアプリやサービスで一旗あげようだの、大儲けしようだのという気はまったくない。なぜなら、大儲けの前に、私の場合は、大損が見込まれるからだ。手持ち資金もない(笑)。だから、誰か、大儲けして、こちらにも廻してくれ、という姿勢しか持ちようがない。

 悲観的側面としては、やはり、まだまだ流行りものの域をでておらず、そもそもの日本人名らしいサトシ・ナカモトとかいう人物の論文によって成り立っているとかいう「伝説」もあやしく思う。ネット上のレジェンドには成り得ても、リアルな金融界にはなじまない、と私は見る。

 今回のこのニューズウィークの特集も、ざっと当たり障りのないものだが、まだまだキワモノというニュアンスをぬぐいきってはいない。ただ、それほど大きな特集ではないが、この特集を見ると、その全体像が分かるので、まずはこのくらい理解しておけば、他の人との話題にはついていけるかな、という程度には理解できるようだ。

<2>につづく

|

« 日吉 眞夫 「常葉御前のこと」 | トップページ | 居心地のいい「ミニハウス」---羨望の35軒 「可笑しな小屋」 ジェィン・フィールド=ルイス<3> »

24)無窮のアリア」カテゴリの記事

コメント

ビットコインが何やら、マスメディアで話題になっている。マウントゴックスが取引停止とか。

投稿: bhavesh | 2014/02/26 21:16

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ビットコインの可能性「Newsweek (ニューズウィーク日本版)」 2014/02/25<1>:

« 日吉 眞夫 「常葉御前のこと」 | トップページ | 居心地のいい「ミニハウス」---羨望の35軒 「可笑しな小屋」 ジェィン・フィールド=ルイス<3> »