« 「The Twilight Samurai 」 「After the Rain 」 「When the Last Sword Is Drawn」 | トップページ | SEVEN SAMURAI / Akira Kurosawa »

2014/03/02

「Strawberry Statement いちご白書」 1970

「Strawberry Statement いちご白書」 
ジェームズ・クネンJames Simon Kunen原作 1970 カンヌ国際映画祭審査員賞 監督 スチュアート・ハグマン 映画 102分
Total No.3189★★★★★

 

 「『いちご白書』をもう一度」を聞いたことある日本人は多いだろうが、映画「いちご白書」を見た人はそう多くない。かく言う私もその一人である。そもそも「『いちご白書』をもう一度」という歌を友人のカーラジオで偶然聞いたのも1980年代になってからだった。

 でも、「いちご白書」という映画があることは1970年から知っていた。1970年は私が高校2年生の年。いろいろあり過ぎて、これまでもいろいろ書いたが、決して書ききれない年代である。

 先天的な運動家でもなかったし、映画研究会に属するような映画ファンでもなかった。ごく当たり前の高校生として、当時の名画座を中心として、いろいろ映画も見ていた。だが、よく覚えていないが、私たちの街では、「いちご白書」は上映されなかったのではないだろうか。

 同じ年齢の友人は、早めに高校を横に卒業して上京してしまった。彼は「いちご白書」を見ていた。感受性の強い、演劇志望の少年だった。彼は、決して「いちご白書」だけに影響されたわけではないし、あの当時、私たちの街は、あの風景のままで、別段「いちご白書」だけが珍しかったわけではない。

 でも、「『いちご白書』をもう一度」がヒットして、ロングセラーになったので、「いちご白書」がシンボルとして永く記憶に残ることになった。

 リンダ役のキム・ダービーがかわいいね。もういちど初恋をしたくなる。

T01700240_0170024010258611281

 映画『いちご白書』は、1968年のコロンビア大学の大学紛争を描いたアメリカ映画。ノンフィクション。これは別段にこの大学だけで起きたことではない。このような風景の中を、スナイダー達が回っていたし、スティーブ・ジョブズもこのようなキャンパスを生きていた。

 当ブログの原点も、このあたりの時代性にある。いろいろ当時のことを思い出していた。他のことを書き進めていて、どうも、このあたりの時代のことをじっくり考えていた。考えてもまとまりもなく、結論もでないのだが、この時代があればこそ、次のステップ、そして次のステップがあったのだった。

 やはり、シンボル的な映画である。

|

« 「The Twilight Samurai 」 「After the Rain 」 「When the Last Sword Is Drawn」 | トップページ | SEVEN SAMURAI / Akira Kurosawa »

24)無窮のアリア」カテゴリの記事

コメント

カラオケに行って、歌集から選ぶのが、「あ」から、まず「ああ、上野駅」、二番目は「『いちご白書』をもう一度」。定番だね。

投稿: bhavesh | 2014/03/09 07:07

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「Strawberry Statement いちご白書」 1970:

« 「The Twilight Samurai 」 「After the Rain 」 「When the Last Sword Is Drawn」 | トップページ | SEVEN SAMURAI / Akira Kurosawa »