「TAO 永遠の大河 1」 OSHO老子を語る いまここ塾版
「TAO 永遠の大河 1」 OSHO老子を語る
OSHO (著), スワミプレムプラブッダ (翻訳) 2014/02 いまここ塾 単行本 559ページ
Total No.3192★★★★★
仕事の合間に久しぶりに大手書店を覗く。ざっと見ているつもりでも、ついつい足は、スピリチュアル本コーナーへ。他の本はどうでもいいのだが、なんとなくOshoの扱いが気になる。一時期ほとんど店頭に並ばなくなったOsho本だが、このところ、すこし活況を呈しているようでもある。
きょう見つけたのは、「TAO 永遠の大河」。この本、語られたのは1975/06~08の時期。 邦訳が最初に4冊組として出たのは1979/05~1982/08。ところが、この本、出版社の都合なのか、「TAO-老子の道」(上)、(下) として二冊組の改訂版が1995/03にでている。改訂版はQ&Aの部分が削除してある。
ずいぶんと人気のある本であるようだ。今度出版されたのは、「永遠の大河」だから、Q&Aが復活した4冊組となるだろう。出版者は阿部敏郎のいまここ塾。なるほどね。
さて、通りすがりの一読者として、この本を、もう一度購入すべきだろうか。コレクターなら、これらのシリーズを新たに一揃え追加したいところだ。三つの版を並べておいて、自慢するのもいいかも知れない。
私は今回、この新版を購入しないばかりか、たぶん再読もしないだろう。今回のマーケティングのターゲットには、私の年代は含まれていないのではないか。新しい読者、新しい世代のための新刊本、と捉えたほうがいいだろう。
今月末、私は晴れて還暦を迎える。もう老境である。老子、とは、年とったおっさん、という意味である。年とったおっさんのことを、何も老子に聞かなくても、Oshoに聞かなくても、自分のこととして語らなければならない年代である。
すくなくとも、「老子」なら、ダイレクトに漢文で読むくらいの素養を身につけていなければならない年代である。なにを今さら、三版並べて自慢などしたりするものか。
でも、長いこと、この本を読みたいと思って入手できなかった読者には朗報だろうし、今回改めて「老子」を知ることになった人がいたとするならば、めでたし、めでたし。この本は、人生の中で、必読の本である。
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