「The Twilight Samurai 」 「After the Rain 」 「When the Last Sword Is Drawn」
「The Twilight Samurai たそがれ清兵衛」
原作 藤沢修平 出演: 真田広之, 宮沢りえ, 小林稔侍, 大杉漣, 吹越満 他
監督: 山田洋次 2002/11松竹 映画 129分
Total No.3186★★★★★
「After the Rain Japan Samurai Movie 雨あがる」
原作 山本周五郎 出演 寺尾聰 宮崎美子 三船史郎 檀ふみ 他 監督 小泉堯史 2000/01 東宝 映画 91分
Total No.3187★★★★★
「
When the Last Sword Is Drawn 壬生義士伝」
原作 浅田次郎 出演: 中井貴一, 三宅裕司, 夏川結衣, 中谷美紀, 村田雄浩 他
監督: 滝田洋二郎 2000/04 松竹 映画 137分
Total No.3188★★★★★
朝早く、布団の中にいて、何気なく触ったタブレットがサムライ映画を映し出した。youtubeだが、他のところをクリックしたはずなのに、ありゃ、こりゃなんじゃ。
youtubeのビデオと言えば、昔(ってほんの数年前だが)は、長くて10分ほどで、一時間を超す映画など、見れるなんて思ってもみなかった。ましてや、日本映画が全部見れるなんて。だが、今じゃ、これらの映画は、英語タイトルで検索すると出てくる。
私は別に映画ファンでもなければ、サムライのファンでもない。ましてや、見ようと思って検索したわけでもなかった。思いもしないタイミングで飛び出してきたサムライ映画、このひと連なりは、とても面白かった。場合によってはレインボー評価したいくらいだ。
Samuraiつながりで3本を立て続けにみたわけだが、いままでイメージしていたチャンバラ映画以上に、感動した。涙が流れるように作ってあるのだろうが、老眼の度が進む私の目からも、じっとりと涙があふれた。
「たそがれ清兵衛」。映画音痴の私でも、なんとなくこのタイトルは知っていた。ストーリーだって、なんとなくイメージができていたはずなのに、じっとりハマってしまった。山田洋次監督映画、というところも納得した。この映画があまりにも良かったので、似たような映画を続けてみることになった。
「雨あがる」。こちらもよかった。黒沢明へのオマージュであるらしい。寺尾聰+宮崎美子のカップルもよかった。「壬生義士伝」は、浅田次郎原作で、人物としては、あまり好きな男ではないので、どうも「作られているぞ」と身構えた。だが、やっぱり見ているうちに、老眼鏡の奥で、わが目がじっとりとなっていた。
主人公たちの共通は、スーパーヒーローではなくて、ごく当たり前の、江戸時代の下級武士であることだ。武道の達人たちではあるのだが、決してこれみよがしに刀を振り回すわけではない。しかたなく、刀を抜かざるを得ない、というところがカッコイイ。「スターウォーズ」のような、チャンバラ映画ではない。
しかも、脇には、美人の奥さんや恋人がいて、ラブロマンスになっているところがなおいい。結局は、出世するようなハッピーエンドでもなく、ごくごく当たり前の情景の中に戻っていくところが、これらの映画の共通項でもある。
これらの映画は21世紀が始まる年代に作られた映画だ。この時代にはこういう映画が流行だったのかもしれない。英語タイトルで検索できて、しかも全編、外国サイトで見れるということは、外国でも人気が高いということなのだろう。
youtubeでこれらの映画を見ることができるということは、版権の問題があり、ひょっとすると制作者たちにとっては、大きな損失を生んでいるのかもしれない。だが、どうも、私はこれらのyoutubeのシリーズにハマりそうだ。次は何を見ようかな。
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