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2014/04/18

「WIRED×STEVE JOBS」 『WIRED』 保存版特別号<2>

<1>からつづく 

WIRED×STEVE JOBS」 <2>
『WIRED』 保存版特別号 2013/10 コンデナスト・ジャパン 雑誌 p178 kindle版 WIRED関連リスト

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<10>からつづく

シリーズ「ありがとう」<11>スティーブ・ジョブズ

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<14 >から続く 

「来たるべき地球人スピリット」--読書ブログから見たポスト3・11--

<15>スティーブ・ジョブズ

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 さて、ここに来て、当ブログのいくつかの支線が、合流することになってしまった。ここで一度ジョブズに登場願わないと、前に進まない。前回、この本を読んだ時は、まだこの本を読むみ込む段階になっていなかった。そして、今も、実は本としてのこの本を読もう、というタイミングではない。ただ、この一冊をもって、そのスティーブ・ジョブズというアイコンをもう一度確認しておきたい、ということだ。

 シリーズ「ありがとう」においては、とにかくジョブズに対して、ここでありがとう、と言っておきたい。もし、この世にパソコンがなかったら、私の今回の人生はすこし楽しさが減っていただろう。パソコンを生み出したのはジョブズということになっている。

 もしジョブズがパソコンを作らなかったら、誰かが作った筈だとは思うが、やっぱり結果としてパソコンを作ったのはジョブズだ、と言って間違いなかろう。そのパソコンも時代の流れの中では、すでに時代遅れになり、いまやタブレットの時代である。

 そして、そのタブレットを作ったのも、ジョブズだった。いや、タブレットも、ジョブズが作らなければ、誰かが作ったのだろうが、やはり、実際にタブレットを作ったのはジョブズだった。それは間違いない。

 私は、ケータイ派ではなく、iPhoneが出た時は、ちょっと引いて見ていたし、今でもiPhoneを使ってはいない。音楽偏愛派でもないので、iPodが出た時も、その価値を見出すことはできなかった。iPadがでた時だって、私はちょっと眉つばだった。もうそんなものいらない、とさえ思っていた。文句さえ言っていた。

 だけど、いまや、タブレットは生活の中の必需品である。タブレットを持って生活していることが、なんともうれしい。これがなければ人間として生きていけない、と言う訳ではないのだろうが、やはり、いつも手元に置きたい。こういうものを発明してくれた、ジョブズには、改めて、ありがとう、を言いたい。

 誰かが、スティーブ・ジョブズは、トーマス・エジソン + ヘンリー・フォード + ウォルト・ディズニーだ、と表現した。発明家であり、実業家であり、芸術家であると。パソコンを発明し、アップルコンピュータというブランド製品を確立し、ピクサーという芸術作品シリーズを発表し続けた。

 天才は同時代人には理解されない、と言うが、ジョブズは、同時代にも十分理解された。いや、私なんぞは、よく理解できていなかった。ジョブズに対して心を広げ始まったのは、実に、彼が亡くなってからだった。それまでは、なんだか、よくわからない警戒心ばかりが強かった。

 彼は、科学的なアイテムをつくり出し、豊かな芸術作品を生み出し、そしてZENに参ずる意識の高さを持っていた。このような人物が、同時代にいたことは、もっともっと大きく評価しなければならない。私なんぞは、最近、ようやく目が覚めたようなものだ。

 彼の人生が56歳と7ヵ月だった、というのも、なんとも泣かせる。当ブログの「来たるべき地球人スピリット」としては、まずは登場してもらいたい人物だった。ああなりたい、こうなりたい、ということもあるが、とにかく、こうして、今ここにこのような人物がいたのだった、ということは明記されなければならない。

 実際の彼は、なかなか難しい人物らしく、私なんぞは、伝聞でうわさされる彼の人物評に、なんとなくイヤな奴だなぁ、という印象を持っていた。おそらく、実際のある割合ではそのとおりであっただろう。近くに居たら、その印象を強調するかもしれない。それでもなお、やっぱり側にいたら、もっともっと刺激を受けたのかもしれない。

 なにはともあれ、ここでこうして、当ブログは、ようやくスティーブ・ジョブズという人について、考えてみようかな、と思い始めた、ということをメモしておく。もちろん、これまでにジョブズ関連として、たくさんの本やビディオ、映画などを見てきた。でも、通り一遍じゃなく、もっと突っ込んで考える時期が来ているように思う。

 しかし、最後にひとつ難を言っておけば、ジョブズは一つの存在であることに間違いはないが、当ブログとしては、彼単独でOKとならないところが、ある。例えば、私のマスターであるOSHOであるとか、詩人としてのゲーリー・スナイダーと並べ称することで、ようやく、際立った美しさが現れるというのは、何故なのだろう。

 もちろん、OSHO単独でも、ちょっとか弱いところがある。なにかが不足する。もちろんスナイダーも単独でいるよりかは、もっと仲間といる姿のほうが力強い。だから、そういう意味では、ジョブズもまた、別に孤高を保つ必要はない。

 だから、ここで、思うことは、当ブログの結論として、ああ、ジョブズがいてよかったね、ということではない、ということだ。それは、OSHOがいてよかったね、でもないのと同じことだ。スナイダーがいてよかったね、でもない。

 つまり、ジョブズがいてくれて、ありがとう、と感謝しつつ、そこからさらに、次なるものは歩いていかなければならないのだ。一人ひとりが、そうでなければならない。とするなら、、やはり、当ブログの進行役としての私自身が、他の存在では埋めようもない何事かの存在を、自ら感じることがなければ、いくら他人を称賛してもしかたない、ということに気づく必要がある、ということだろう。

  シリーズ「ありがとう」<12>へつづく

「来たるべき地球人スピリット」<16>へつづく

「WIRED×STEVE JOBS」 『WIRED』 保存版特別号<3>につづく

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