「Facebookお得技ベストセレクション」お得技シリーズ004 <3>
「Facebookお得技ベストセレクション」お得技シリーズ004ムック<3>
2014/01 晋遊舎 ムック 97ページ
★★★★★
いやはや、この本、読みにくいなぁと思っていたのだが、実に文字がコマい。なんとも、わが老眼では、この文字は読めんぞ。ようやくこの本を読む機会が訪れたのは、名前の登録を変えてみようかな、と思い立ったからだった。
「ケヴィン・ケリー著作選集 1」 を読んでいて、「1000人の忠実なファン」という単語がでてきた。ケヴィン・ケリーの論争的な戦略だが、まぁ、当たり前と言えば当たり前のことなのである。今さら、と思わないわけでもない。
しかしながら、私自身は、ネットの中において、「1000人の忠実(true)なファン」と向き合おうとしてきただろか。私のブログは基本モノローグであった。誰に向けて語っているわけでもない。ただ、自分の防備録みたいなものでしかなかったのだ。ましてや、これをなにか自分の活動のツールにしようとは思ってもいなかった。
そこで私は考えた。そろそろダイアローグだろう。あるいはソーシャルであろう、と。
私の仕事は、実にありふれた仕事である。大都会のど真ん中にも存在し、必要とされ、地方の中都市でも必要とされ、ど田舎の突端どころか、海にでても、山に登っても、必要とされる仕事である。全国に約5~60万の同業者がいるらしい。
その中にあって、ほとんどが1億3000万の人口を分け合っているのだから、おおよそ、一業者あたり200強の「true fan」がいればいいことになる。そして、その200強のtrue fanが、私が提供するサービスをどの程度利用してくれれば、私の生活が成り立つのか、ということは、すでに何度も計算してきた。
私の生活はそのギリギリのラインである。まぁなんとか暮らせるだろう、というレベルだ。しかし、それをよしとしてきたのだから、今さら、直す気はない。
ところが、問題なのは、私は、本当はこの仕事は生活のためだから、とネットで発信する情報とは、クロスさせないできた。そのことは、ある意味、業務上仕方なかったとも言える。守秘性や専門性が高く、いたずらに宣伝などできないのだ。だから、おのずと無口になり、説明不足になってきた。
しかし、本当の私の中の本性は、じつはいつもフラストレーションでいっぱいだった。だから、本業で満たされない部分を、ブログでモノローグすることで穴埋めしてきたのである。
で、ケヴィン・ケリーの本を読んで、すこし反省した。私は、私のニッチな創作活動を抑え過ぎている。そして、その情熱は、決して私の生活に益しないはずはない、ということに気づいたのだ。
そういうわけで、私は、すこしづつ、当ブログをダイヤローグの方向に舵を切る。そのために、私は気付いた。人々は、私を何と呼べばいいのか。私は自分の名前をハンドルネーム一本で乗り切ってきた。これはこれで構わないのだ。
しかし、「1000 true fans」に向かって、「私は誰か」をいわなければならない時、私は、もっと私として認知してもらえるような名前にしていかないといけない、と気付いた。
そんなわけで、なんとかFacebookの名前変更をしようとして、実は、失敗してしまったのだった。あへー
なんとFBでは、実名登録が原則になっているので、変更するにはあと60日またなければならないという。それはそれは、しらなんだ。あへ~ そんなこんなをやっていたのだ。このマニュアルの一番最初にようやく到達した、ということである。
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