「百年の愚行」 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY Think the Earth Project (著)
「百年の愚行」 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY
Think the Earth Project (著) 2002/04 Think the Earthプロジェクト 単行本: 240ページ
Total No.3263★★★☆☆
「EARTHLING」地球人(アースリング)として生きるためのガイドブック(2011/12 ソル・メディア)に先立つこと10年前に出た本。ほぼ全頁カラー写真が綴られ、対象となっているのは、地球の惨状。どことなく、アル・ゴア「不都合な真実」(2007/1 ランダムハウス講談社)を思わせる雰囲気に、こちらは身構える。
これで裏に「勧」原発マネーなどが動いていたりしたら、どうも気持ち悪い一冊となってしまう。「炉心溶融事故を起こしたスリーマイル島原子力発電所の冷却炉」とか、「放射性物質の収納倉庫」としてフランスのラ・アーグなどの画像が脈絡なく掲載されているが、その意味するところは如何?
Think the Earth プロジェクトは「エコロジーとエコノミーの共存」を目的とするNPOです。新しい発想のものづくりで地球を考えるきっかけを創出し、インターネットで情報発信を行なっています。最初のプロジェクトは、地球を体感する腕時計でした。本書「百年の愚行」はThink the Earthにとって、2番目のプロジェクトとなります。巻末
どことなく不思議な一冊である。
3・11以降、私は、本を通じてではなく、目の前の現実として、「百年の愚行」を一遍に見せられているような状態である。
好みとしては、Think the Earth ではなくて、Feel the Earth と行きたい。そして、もっと本質的には、Conscious the Earth と銘打ちたいところだ。
| 固定リンク
「22)コンシャス・マルチチュード」カテゴリの記事
- 「石川裕人蔵書市」 ひやかし歓迎! 7月27日(日)~28日(月)<2>(2014.07.27)
- 今日の気分はこの3冊<4> 小屋、恐竜、風力発電(2014.07.26)
- 「終末期の密教」 人間の全体的回復と解放の論理 板垣足穂 梅原正紀 編著(2014.07.25)
- 「映像をめぐる冒険vol.5」 記録は可能か。東京都写真美術館(2014.07.25)
- 「ニュー・ライフ・ヴァイブレーション」 地球の子供たちから愛をこめて 今上 武蘭人 <4>(2014.07.25)
コメント