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2014/06/01

「WRED」OUR FUTURE テクノロジーはぼくらを幸せにしているか?

Wi1
「WIRED」VOL.1 OUR FUTURE テクノロジーはぼくらを幸せにしているか?
ワイアード 2011/06/10発売  コンデナスト・ジャパン 雑誌A4 173ページ
Total No.3252★★★★★

 漠然とネットを見て、オンライン本屋Fujisan.netを眺めていたら、「WIRED」誌が、まるごと一冊タダ読みコーナーに出ていた。普段はほとんど気にしていない一冊なのだが、「タダ読み」となると、がぜん元気がでるのは、ちょっと困った性癖ではある。

 いそいそとタブレットで見ることはみたが、A4サイズのビジュアルに凝って編集されている雑誌を9インチのタブレットでみるのは、決して快適とは言い難い。しかし、「タダ」となれば、一生懸命読む。重ねて困った性癖ではある。

 ところが、あとで気付いたのだが、パソコンの大きい画面で見れば、結構、雑誌そのものを見開きで見ているような快適な環境であるのだった。

 そして、思う。やはり雑誌は雑誌、雑誌の風合いというものがある。紙質、インクのにおい。そして、部屋にインテリアとして置いておく、そんな雑誌の楽しみかたは、やはり、ネット環境でみるWIREDではできない。本来、キチンと紙で読むべきものなのだろう。

Wir10

 この雑誌、ウィキペディアで見ると、結構、紆余曲折の変遷をたどっている。アメリカで1993年にWECの後継的ニュアンスで創刊され、日本版は1994年に創刊された。しかし1998年11月には日本版は休刊となった。

 ところが2011年6月になって出版社を変えて(米国版の系列)、再創刊されたのである。まぁ、ありそうなことではあるが、気になるのは、この再創刊の年月である。2011年6月と言えば、3・11のど真ん中である日本の出版界において、あわてて緊急再創刊されたのか、以前より検討されていて、その時期に再創刊のタイミングがあったのか。いずれにせよ、3・11そのものがこの雑誌の再創刊を加速しただろう、とは予想できる。

 そして、そのタイミングで、スチュアート・ブランドの「地球の論点」現実的な環境主義者のマニフェスト(2011/06 英治出版)が機を同じくして出版されているところもますます気になるところだ。

 この雑誌と単行本に何らかの連携があるのか、単なるシンクロニシティなのか、今のところは不明だが、二つの表現物の間に、何事かの傾向性や相反性などはみつけられないものだろうか。
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追記 06/02
3・11の直後は、図書館も壊滅、書店もなかなか復活しなかった。3年経過して、ようやくこういう雑誌があり、ネットで読めるものもあると、気づいている。Wikipediaで「WIRED」をみてみると、必ずしも、快進撃しているわけではない。苦戦しているよう。最近までの編集主幹は、「ロングテール」や「フリー」のクリス・アンダーソン(現在は辞任)。

「The Long Tail  ロングテール」 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 クリス・アンダーソン(2006/09早川書房)
「FREE フリー」 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 クリス・アンダーソン(2009/11  日本放送出版協会)

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