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2014/07/26

今日の気分はこの3冊<4> 小屋、恐竜、風力発電

<3>からつづく

今日の気分はこの3冊<4> 小屋、恐竜、風力発電

「可笑しな小屋」 ジェィン・フィールド=ルイス(2013/12 二見書房)

 この本はお気に入りである。最近読んだ本のベスト本を作れ、と言われたら、まず、この本がトップにくるだろう。たった一冊に絞り込め、と言われれば、まずこの一冊で決まりだろう。とにかくお気に入りである。

 何がお気に入りなのか、自分でもよくわからない。しかし、この本が手元にあると、元気になる。本当は、気に入らないところも多くある。まず、タイトル。原書は「My Cool Shed」である。さしずめ日本語の語感でいえば「ぼくのカッコイイ隠れ家」のようなものであろう。小屋は小屋なのだが、もう少し思い入れがある。クールなのである。

 この本の何がお気に入りなのかというと、この本を見ていると、創造性がかきたてられることだ。すでにメモしたように、ガレージを改造してオフィスにし、自転車置き場を改造してアトリエとし、天井裏を改造してロフトとした。その際のイメージの多くはこの本から借りた、と言っても過言ではない。

 そして、その作業はまだまだ続いているとは言うものの、一段落したところがある。まだまだ手を加えたいのだが、あり合わせの材料を使いながら、いつ進化するともわからないわが「My Cool Shed」たち。柔軟な態度で、次のステップを待っている。

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「恐竜の世界へ。」ここまでわかった!恐竜研究の最前線 (2011/07 阪急コミュニケーションズ) 

 この本もお気に入りである。もう何度も読んだ。一年ちょっと前に偶然手にした「チキンの骨で恐竜を作ろう」(クリス・マクゴーワン 1998/08 青土社)にハマった。すでに、我が手を通じてこの世にやってきた「恐竜」たちは、30体にも及ぶ。

 自分がこんなに「恐竜」にハマるとは思ってもみなかった。すごく創造性や想像性を刺激される。映画も本もずいぶん見た。生活空間にも、彼らがどんどん浸食してきているのである。

 だが、量的にはもうこのくらいで十分だろう。あれを修復し、あれをもっと正確に作り直し、あそこを保全して、と、リカバリーの案は浮かぶが、まず、今のところはこれだけの「恐竜」たちがいてくれたら、私としては満足なのである。

 しかるに、どうやら、私は誰かれにこのことを自慢したらしく2歳児、3歳児のかわいい孫たちに、この「恐竜」熱が伝染したらしい。この夏休みにはみんな一緒に、近くの科学館での「恐竜大研究展」に行ってくる予定。これで孫たちとのコミュニケーションもバッチリである。

「自分で作るハブダイナモ風力発電 +」 大人の週末工作( 川村康文2012/11/26 総合科学出版)

 そしてこの一冊。すでに太陽光は「今こそ知りたい最新ガイド太陽光発電」(2011/08 ニュートンプレス)をガイドにして我が家の屋根にもシステム設置が完了したし、「ソーラーチャージライト MA-551」株)丸高 2011で、ちゃっかり生活の中にソーラーは根づいてくれている。

 水力発電も、いろいろ実験はやったが、一番のネックのところ、結局その水力をどこに求めるか、で頓挫しているところがある。キャンプの時などの臨時の手段としては考えることができるけれど、いまいち水源がないことには、水力発電は難しい、という結論がでている。

 ではというので風力なのだが、こちらも、安定した風力が望めない、ということで、一般的には、こんな街中の住宅街では無理でしょう、という結論が出かかっている。でもしかし、それなら、あのかき集めた材料、とくにハブダイナモたちはどうすればいいのか。もったいないじゃないか。

 それに、発電しても、それを使える電流に変え、蓄電しておくシステムが必要なのである。この電子工作の部分が、面白そうでもあり、面倒そうでもある。いつかはやらなければならないのだが、やるとするならいつやるの。今でしょ、と掛け声をかけてはみるが、いまいち腰が上がらない。まぁ、ゆっくり行こうよ。

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 とまぁ、この、今日の三冊、なかなかわが遊びごころをくすぐってくれる三冊なのだが、今日、この三冊が浮上しているのは、夏休みに突入したからなのだろう。小屋も恐竜も一段落はしているが、ハブダイナモだけは、ひょっとすると途中で挫折するかもしれない、という危機感もある。最後の一冊は、ちょっと荷が重いのだが、適当な負荷を感じながら、楽しんでいこうじゃないの。

<5>につづく

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