プレムバヴェシュの孫たちとの対話 <47> チャイルドシート
「プレムバヴェシュの孫たちとの対話」
<47>「チャイルドシート」
1)夏休みともなれば、小さな孫たちの大集合となり、はてさて、短い期間とは言え、なにか記念になるようなことをしたい、と思うのものである。私は記念というより、記録をつくりたい、と思う。
2)大体、二人の孫たちを繰り返し風呂に入れているだけで腰の痛みは増してくるのだが、せっかくだから、一晩だけでも、一気に4人の孫を風呂に入れてみようかな。そう思って、友人である鍼灸院の院長に漏らしたら、それがお前のわるい癖だ、とのたまわる。そもそも、腰が痛くてマッサージを受けながら話すような内容ではなかったようだ。
3)3歳児、2歳児、そして、生後半年と、二ヶ月の新生児、4人を一挙に風呂にいれるのは無理。私が記録に挑戦したがっても、周りが許さないし、だいたいにおいて、4人がキチンとその体制にはなってくれない。今回は、諦めるしかないですな。
4)と、そこで別な記録に挑戦(ああ、また悪い癖)。今度は、息子のワンボックスを借りて、一気に、ちょっと離れた公園までドライブすることになった。よくよく考えてみれば、4人の孫を連れて歩くには、4つのチャイルドシートが必要なのである。え、四つなの。
5)初孫が生まれた時は、産院から退院する時に迎えに行った。その時、チャイルドシートとはいかなるものか、よくわからなかったので、レンタルショップで、短期間だけ借りたのだった。そのうち、いろいろ分かってきた。
6)いつの間にか、私の車のためにチャイルドシートが2つ準備されている。そして息子のクルマにも2つ。つまり我が家には、いつの間にか4つのチャイルドシートが存在しているのだった。え、そうなの?
7)チャイルドシートにも色々あって、その時その時に買ったものだから、ひとつひとつが違う。基本は、シートベルトで固定するようになっているのだが、これがいろいろな方式がある。一回ではなかなか飲み込めたものではない。
8)それでも、なんとかかんとか4つのチャイルドシートを固定した。
9)ここに4人の孫たちが乗り、二人のママと、運転手の私が乗り、手元の荷物を助手席に置くと、もう目いっぱいである。まして後ろのトランクスペースに乳母車を二台入れるとなると、それでもう、8人乗りのワンボックスとは言え、キャパシティの限界である。
10)それぞれの家族はそれぞれの車を持っているので、彼らが共に移動する時には二台の車になるのだから、こういう状態にはならないだろう。しかし、おっとり刀の育爺を目ざす私としては、4人の孫を一つの車に乗せて、一辺に運んでみたい。これはこれ、今回樹立できたまずまずの記録と言えば、記録に違いない。
11)4人の孫を風呂に入れるのは諦めたが、ワンボックスカーで4人の孫と公園までドライブ、の運転手はなんとか務まったようだ。
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