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2014/07/29

「センダードマップ」 もうひとつの生活ガイド〈仙台・宮城版〉<1>

Sendamap
「センダードマップ」 もうひとつの生活ガイド〈仙台・宮城版〉<1>
センダードマッププロジェクト (編)1987/09 カタツムリ社 単行本 226p
Total No.3303★★★★☆

1)新しいカテゴリ「さすらいの夏休み」を始めよう。このタイトルは、石川裕人本人いわくところの「畢竟」の三部作である「時の葦舟」の三作目のタイトルからいただいたものである。時はちょうど夏休み。当ブログとしてはカテゴリ「時の葦舟」、カテゴリ「無窮のアリア」に続く、石川裕人ゆかりのネーミングである。

2)石川裕人「蔵書市」に二日続きで行ってきた。思うところ多々あった。出店した古書店主によれば、およそ3000冊ということであるが、二日間ではなかなか売り切れるものではなかった。私もだいぶ購入したつもりだが、あれを全て買い取ってくるわけにもいかない。思い出深いものを中心としてそれでも100冊を超える古書を入手した。

3)今回は、この石川裕人蔵書を手掛かりに、当ブログを進行させていこうかな、と思う。そう思っては見るが、さて、どこから始めようか、となるとなかなか難しい。逡巡した結果、この本がふさわしいと感じた。

4)まずはこの本、「センダードマップ」から始めよう。なぜにこの本を彼が所有しているかといえば、まずは、1987年当時、彼が経営していたジャズ(?)喫茶「マルジナリア」が紹介されている(p214)ことによるだろう。ひょっとすれば、これは出版側からの贈本だったかもしれない。

Mar
5)このお店、どの位続いたのだろう。メニュ―を見て「ピザ」を頼むと、裏口からスタッフが近くのスーパーにピザの材料を買いにいくというようなお店だった(微笑)。仲間内の暖かい目に支えられながらも、決して長くは続かなかった。おそらく数カ月。一年以内だったような気がする。

6)それにしてもこの本、この1987年当時の、仙台の文化状況が把握できて、今となっては貴重な一冊となっている。

7)そして八月三十一日の午ごろわたくしはちいさな汽船でとなりの県のシオーモの港に着きそこから汽車でセンダードの市に行きました。-----宮澤賢治 「ポラーノの広場」より 巻頭

8)加藤哲夫という人のセンスは、やっぱり凄いな、と思う。ここでズバリ、センダードマップと名付けたところは、天才級だ。このネーミングが決まれば、あとは、内容はおのずと付いてくるだろう。逆に、一つ一つの情報を積み上げてボトムアップでネーミングしたら、「もうひとつの生活ガイド」以上にはならなかっただろう。

9)ボクと同じ名前の粉川哲夫さんもよく言っているのですが、メッセージをやりとりするのがコミュニケーションではなくて、<場>やメディアの共有こそがコミュニケーションなのです。八重洲書房やぐりん・ぴいすなどは、街の中の誰にでも開かれたメディア装置なのです。p191加藤哲夫「ぐりん・ぴいすからセンダードマップへ」

10)宮澤賢治を称揚する人は多いが、この人もまたその中の、有力な一人である。

 「カタツムリ社」 日本一小さなひとり出版社。名前の由来も、アニメ「銀河鉄道の夜」の原作者ますむらひろしのまんがに登場する、いつも倒産ばかりしている出版社の名からとったという。p197

11)この本には、当時の仙台・宮城の文化の、ある局面が切り取られており、興味深い活動や場、人々が登場している。おひさまや、ぐりんぴいす、サンハウス、石森秀彦、菅原公宇、わでぃ・はるふぁ、空飛ぶくぢら共同保育所、はくらくみこ、温古堂診療室、仙台オイリュトミー研究会、原子力発電を考える石巻市民の会、「き~の」編集室、八重洲書房、おたまじゃくし、活牛寺・・・・などなど。他にも興味深い当時の情報が満載だ。

12)ところで、この頃、私は何をしていたのかというと、奥さんと2歳と4才の子供を連れて、インド・プーナのOshoコミューンに滞在し、、カウンセラー・トレーニング・コースを受けていたのだった。

13)この流れに、私なりに喜納昌吉&チャンプルーズのコンサートを携えて突入していったのが、1991年の「スピリット・オブ・プレイス」だった。石森君、はくらさん、その他、多くの友人たちと共同作業を進めたわけだが、この時、わが友ニュートンにも誘いを出したが、ていよく断られたのが、いまだに記憶に新しい。

14)思うところ、いろいろあるが、この辺からモヤイを解いておこう。

<2>につづく

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