「嗚呼!! 水平線幻想」 伊東竜俊戯曲集1<5>
「嗚呼!!
水平線幻想」 <5>
伊東竜俊戯曲集1 1980/06 カタルシス社 単行本 372p
★★★★★
石川裕人(ニュートン)蔵書市の第15弾は、この本。ニュートンが亡くなった後、その後を追うようにして、2か月後になくなった伊東竜俊。なんという因縁であることか。
この本を最初ブログに書いた時、実はこの画像はネットオークションから借りてきたものだった。私は、もう本は増やしたくないので、いつも図書館から借りて済ましているのだが、どうやら、この本は私たちの共通の友人であるサキが落札したらしい。「貴重だろう」という彼の自慢げな顔に、ああ、そうだね、と答えておいた。
私は別にこの本を所蔵しようとは思っていなかった。だけど、結局、この本は私のところに来ることになっていたのだろう。竜俊が、東光印刷で作り、ニュートンに渡し、結局、蔵書市で私のところに来ることになったのである。因縁の一冊である。
この本を手にした私を見て、カズエちゃんが、あれ「せーこー、この本、持っていなかったの?」と笑っていた。持っていなかったんだよね。だって、あの芝居は77年だし、この本は、その脚本だけど、出版は1980年になってからだった。
前回は、ネット画像だったからはっきりしなかったが、今回はジックリ腰巻などにも目が行きましたよ。
「河北新報<激賞!>」は、伊東竜俊本人のコピーであろう。別に「激賞!」という程ではないではないか、と、出演者の一人としては、ちょっと恥ずかしくなる。(笑)
当時の河北新報の夕刊に載ったのはこの写真であろう。私は、後ろでヘルメットをかぶって、上半身裸である。私の人生の中での唯一の演劇写真w
この本をニュートンはいつ読んだのだろうと思ってみたが、メモ書きはない。それどころか、この本には、表紙扉裏に、為書きがあった。
なんと、この本、2006年にして、ようやく竜俊からニュートンへ「贈呈」されたものだった。おいおい、いまさら何をやっているのかね。
それにしても、35年目のお付き合い、という竜俊のコピーも、相変わらず臭い。そもそもあの二人が遭遇したのは1973年か74年の筈。ということは2006年はせいぜい32年目あたりではなかったのかな。まぁ、竜俊は、ニュートンより学年で3学年上だったはずだが、彼にしてみれば、ニュートンはスリスリしたい存在だったのだろうなぁ。
こいつら、いつもつるんで酒ばかり飲んでいた。あっちに行っても、まだ飲み続けているのかなぁ。
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コメント
この記事、最初から5回まで連続して読んだ。面白い。人生の機微を感じる。お盆も近い。鬼籍から、奴らが読んでる。はいはい、今いくよ。もう少し、待て。オレはこっちでもう少しやることがある。宿題を済ましたら、行くよ。
投稿: Bhavesh | 2018/08/02 08:30