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2014/08/22

「<帝国>」 「マルチチュード」 「世界共和国へ」<4> 

「<帝国>」<4>よりつづく

「マルチチュード」<再読>よりつづく

「世界共和国へ」<再読ii> よりつづく

 

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「<帝国>」グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性<5>
アントニオ・ネグリ(著), マイケル・ハート(著), 水嶋 一憲(翻訳), 酒井 隆史(翻訳), 2003/01 以文社 単行本: 579ページ

 石川裕人(ニュートン)蔵書市の第6弾~9弾。まずは「<帝国>」。彼が亡くなったあと、自宅の書籍を覗かせてもらった時にこの書を見つけた時には、ちょっと驚いた。失礼ながら、彼がこのような本まで読んでいるとは思っていなかったので、意表を突かれた。蔵書市にあっては、やはりこの本を拾っておかなければならない、と思った。

 彼はこの本を本当に完読しただろうか。巻末を見ると、2005/10/07のメモがある。必ずしも発売された直後に読んだわけではなさそうだ。栞の紐はp22に挟まっている。彼はここで退却したのではないだろうか。それにしても、キチンと腰巻まで保存している彼の蔵書としては、この本には蔵書が残されていない。

 かくいう私がこの本を最初に読んだのは、2006/10/21。彼に遅れること丸一年である。私自身は、この当時、本というものを殆ど読んでいなかった。ブログの書き方も、実に不安定な時期である。

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「マルチチュード」 上 <3>
<帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス)アントニオ・ネグリ(著), マイケル・ハート(著), 幾島 幸子(翻訳) 2005/10/30 NHK出版 
単行本: 335ページ

 「<帝国>」とくれば「マルチチュード」が来なくてはならない。彼が巻末にメモしているのは2005/10/30。実に販売日に購入し、読了したことになっているが、読了はしていないだろう。少なくとも「<帝国>」の僅か三週間後にこの本を購入したとすれば、よほど、このセットが気になっていた、というのは確かだろう。

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「マルチチュード」 下 <帝国>時代の戦争と民主主義 <3>
アントニオ・ネグリ(著), マイケル・ハート(著), 幾島 幸子(翻訳) 2005/10/30 単行本: 309ページ

 こちらもまた2005/10/30と巻末にメモがある。これは単に上下本を同時に購入した、ということを意味しているだけだろう。同時に読み切れる筈はない。そして、彼の読書の特徴は、ここから更にアントニオ&ハートの一連の書籍に食指を伸ばしていったわけではない、というところ。少なくとも、同じ著者の書籍は私は見つけることができなかった。

 かくいう私が最初にこの本を読んだのは、上巻が2006/10/23、下巻が2006/10/08。上下逆転しての読書であったが、いずれにせよ、彼に遅れること一年である。当時から、この本については、ちょっとタイミングを外しているかな、と思いつつ読んではいたが、それでも、彼との比較では一年程度でおっかけていたのだ、と、ここで確認する。

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「世界共和国へ」―資本=ネーション=国家を超えて<4>
柄谷 行人(著)  2006/4/20  岩波書店 新書: 228ページ

 私がネグリ&ハートに気付いたのはこの本において。2006/10/01。つまり、ここから急にネグリ&ハート追っかけが始まったということになる。 ほぼ同時に「ネオ共産主義論」(的場昭弘 2006/04 光文社)を2006/10/06に読んでいる。

 はてさて、それではニュートンはというと、こちらの本も発売とほぼ同時の2006/04/25に読んでいることになっている。いやはや、実にアンテナを張りっぱなしで、しかも、読書道楽に専念している、という雰囲気がする。私なんぞは、図書館の棚にあるものを遅れ遅れに手に取っていた、ということだろう。それでも、ここではその落差は半年に縮まっているか。

 それにしてもこの2005~6年代においても、彼、石川裕人の読書は、ゆかりなく果敢に攻め続けられていた、ということができるだろう。

 ただし、私は、一連のこの本たちの追っかけをしたものの、結局は、自分の道ではないと悟らざるを得なかったし、おそらく彼にしても、決して深追いはしていなかっただろう、と推測される。おそらく、当時の流行であったのだろう。

「世界共和国へ」<5>へつづく

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