「パーマカルチャー」 農的暮らしの永久デザイン ビル・モリソン他 <2>>
「パーマカルチャー」 農的暮らしの永久デザイン <2>
ビル・モリソン (著) , レニー・ミア スレイ
(著), 田口 恒夫 (翻訳), 小祝 慶子 (翻訳) 1993/09 農山漁村文化協会 大型本: 203p
★★★★★
2011年3月11日朝、私はこの本を読んでいた。午前中にこの本についてブログを書き、昼食を食べて仕事のため外出した。そして、街のビジネスビルの階上で、あの3・11東日本大震災に遭遇したのであった。
あのまま、中断してしまった私の気持ちが、いま、この本を再読することによって、ふたたび沸き立ってくることが、とてもうれしい。
一度はあきらめてしまった本格的なパーマカルチャーへの取り組みだが、あれから3年半が経過し、さまざまな偶然的要素が重なり、ふたたび車輪が回り出すとするなら、こんなにうれしいことはない。
直接のきっかけは友人からの勇気づけだったが、おなじ友人である前住人が高齢のため卒業することになったスペースを借り受けることができる可能性がでてきたのは、絶妙のタイミングだった。
4万坪とか、2.5kmの舗装道路などと大きさばかりを強調し、さぁ、エコビレッジだ、と変な意気ごみをしていると、この本に、しっかりとたしなめられる。
まずは入り口から、戸口から始めるべきなのだ。むしろ、前住人が名付けた「しぜん菜園」というネーミングに沿った形で、まずはその機能を踏襲できるところまで、なんとかこの「場所」と自分の生き方を沿うようにチューニングをしなければならない。

現在は、まずは自分が腰を落ち着けることができる「家」をつくるため、あれこれ工事をしている段階である。前住人がほとんどの準備をしてくれているので、まずはその機能の回復と学習である。まだまだ眠っている「宝」がたくさんある。
ただ、やはり私には私なりの好みとこだわりがあるようで、力不足を知りつつ、あれこれ自分サイズに手を加えて、より自分になじむように、環境と対話中である。
このコンテナハウスが一定程度の機能を持つようになったら、次は、ティピィーの活用である。この骨組みはこのまま長いこと放置されている。立派なテントも前住人によって準備されているのだが、さまざまな理由で活用が遅れてきた。
一番の理由はカビである。テントを固定化すると、どうしても湿気を呼び、常に内部で火を焚いて乾かすような習慣がないと、すぐに劣化してしまうようだ。

この場所では、火を焚くことに材料は困らない。薪も枯れ草も枯れ枝も、それこそ山ほどある。だがしかし、森で火を扱うことは慎重であらねばならない。回りが可燃物の宝庫であり、また、いつ急に突風が吹くかわかないのだ。慎重の上にも慎重に立ち廻らないといけない。
その準備として、まず今回は、防火システムとして有効であろう水をためる工夫をした。工夫と言っても前住人の智慧を借りただけだが、沢水を引いてあるポリパイプを中断し、この場所でも貯水できるようにした。貯水槽は不要になったバスタブである。
この土地、パーマカルチャー的に考えれば、ちと自宅からは遠方すぎる面がある。もっと近ければいいのに、と思うが、ここまでの道のりの風景がまた素晴らしいので、痛し痒しである。
しかしまた、この土地に関心をもちつつ、遠方すぎて来れない人々も沢山いることも考えれば、自宅から30キロ、車で40分というロケーションは、ある意味、恵まれているともいえる。
いずれ、この地に滞在する時間も長くなることだろう。
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