「今こそ知りたい最新ガイド太陽光発電」<9> ニュートンムック
「今こそ知りたい最新ガイド太陽光発電」 <9>NEWTON別冊
ニュートンムック 2011/08 ニュートンプレス ムック 159p
★★★★★
我が家の屋根にソーラーが上がって、早いもので、一年が経過した。ざっと計算してみようと思うのだが、なかなか平均値は取れない。ひとつには季節の差が大きいこと。そして、さらには家族環境が大きく変化したことによる。
最初は、老夫婦二人の閑散とした住まいの予定だったのである。たまに誰かが遊びに来てくれても、まずは三百何十日は、二人だけの落ち着いた住まいの筈だったのだ。ところが、どうしたことか、予定は大幅に狂い、現在、幼児二人を含む六人家族住まいである。
これまでのところ、ざっと計算すると、この一年間で、余剰電力を電力会社に販売したのが10万円ちょっと、自家消費したうえで、さらに電力会社から買った電力は13万円ちょっとである。
つまり、ざっと計算するところによれば、最初から6人家族と計算してしまえば、我が家の屋根に上げるシステムはこれでは小さかった、ということになる。これ以上大きなシステムを上げることができたであろうが、このメーカーでは、このサイズが最大だった。
壁にとりつけたモニターも、設置の当初は面白がって何度も見たが、だんだん興味が薄れてきた。発電量のレポートも毎朝毎朝メーカーのシステムでメールで配信されてくるが、どうも最近は、メールそのものが邪魔にさえ感じるようになってさえいる。
あ~、これではイカン、と反省しきり。もうすこし敏感にレポートしなければならない。少なくとも、太陽光はもうからないよ、という一部の忠告は的を得ていたということになる。もともと、儲けようなんては思っていなかった。ただ、いざという時に、電力会社だけに頼っている我が家のスタイルはマズイだろう、というところが原点だ。
我が家では他に、小さなソーラーシステムが稼働しているので、全体を包括して総括しなければならない。だがそれでも、やはりメーカーや工事店が見積もるほど、良好ではなかったということは言える。
それに、全電力の使用先を考えると、民生用(つまり家庭で消費されるの)は4割で、残る6割は工業用であると言われる。つまり、自宅で消費する分を発電出来れば、それでいいというわけではない。家庭に流れ込んでくる工業用性製品や外部で使う電気のことを考えなくてはならない。
全責任を考えれば、自宅では自家消費の倍くらいの発電をしてこそ、ようやく、自分が全体で消費する電力をまかなっていえる、ということになる。
今日のところはまだ全データが揃っていないので、詳しくは計算できないが、少なくとも、私の電力に対する取り組みはまだまだ、と言わざるを得ない。もっと発電量を増やすのか、消費電力を減らすのか。
おそらく、老夫婦二人なら、なんとか省エネ生活もできない訳もなかろうが、小さな孫たちの健康状態を考えると、無理な節電も限界がある。痛し痒しである。それでもまぁ、なんとか、そのような計算が成り立つような出発点に立てたのだから、まずはソーラー生活一年は、価値があったのではなかろうか、と推測する。
とにかく詳細は後日計算してみよう。
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