「ホビット 思いがけない冒険」2012年上映
「ホビット 思いがけない冒険」
イアン・マッケラン(出演), マーティン・フリーマン(出演), ピーター・ジャクソン(監督) 2012上映 販売元 ワーナー・ホーム・ビデオDVD 170分
No.3361★★★★★
年末年始、NHKBSで特番をやるという。「ホビット」→「ロード・オブ・ザ・リング」3巻の一挙放映なのだそうだ。今さら紅白歌合戦を見る気もないし、裏番組にも関心があるわけではない。静かに本でも読んでいたほうがいいのかも知れないが、世間にあわせて、テレビにつきあうのも悪くないか。
そう思って、まずは30日夜に録画しておいたこちらの「ホビット」を見た。ホビット三部作の第一作、映画「ロード・オブ・ザ・リング」(制作2001年)の導入部にあたる作品である。これを観たのは、ちょうど3年前の正月休み。その感想も、わがブログとしては、必ずしも芳しいものではなかった。
ストーリーそのものに感情移入できないわけではないが、どうも、あまりに描き込み過ぎている背景と、途中からはじまるチャンバラが、どうもいけない。そのシーンがでてくると、もう私の頭はほかのことを考え始まり、映画なんかどうでもよくなる。
それでも、なんとか「見たよ」と言いたいがために、3時間もテレビの前に座るのだが、やっぱり最後あたりは、窮屈になる。
この手の作品のファンである奥さんに、それとなく聞くと、背景が綺麗だよね、原作に忠実に作ってあるね、とかいう感想がでてくるので、そういう感想を持つ人もいることはいるのだろう。
これは私の気ままな個人的なブログなのだから、正直に書いておこう。やはり、私はこういう映画は苦手のようである。まったく期待しないわけではないのだが、私向けには作られていない。アクションシーンとか、過剰なCGは白けるばかりである。
そんなに言うなら、見なけりゃいいんじゃない、と奥さんはおっしゃるが、ところがどっこい、こちらの性格は、できれば一応すました顔で「見たよ」と言いたい傾向があると来た。見たいのである。だが、いつも裏切られる。
さて、今夕、間もなく始まる「ロード・オブ・ザ・リング」を私は見るのだろうか。彼女がいうには、「あなたはもう何回も見ているのよ」。もう見なくていいんじゃない、と来た。おいおい、逆手を取ってきたな。
見なけりゃ見ないで気になるシリーズである。やっぱり最初は見ることにしよう。そして、グロッキーになったら、やはりやめる。これでいこう。
もともとの原作のある部分について、同調できないわけではない。しかし、その同調の部分が、作品ではどうも外部の戦いに転化され過ぎていて、はっきり言って、「間違っている」と私は断定する。
この映画の、真の目的を達成するためには、映画のようなエンターテイメントでは無理なのだ。方法がそもそも間違っている。と、グダグダ言いながら、どうもこのシリーズが気になってしかたない私ではある。
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