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2014/12/31

「ロード・オブ・ザ・リング」<4>2001年上映

<3>からつづく


「ロード・オブ・ザ・リング」<4>
原作:J.R.R.トールキン 制作年:2001年 制作国:アメリカ DVD 178分 受賞履歴:アカデミー賞撮影賞/アカデミー賞作曲賞/アカデミー賞メイクアップ賞/アカデミー賞視覚効果賞
★★★★★

 さぁ見るぞ、年末年始、三部作一挙放映9時間。

 イントロはいいよな、なにか新しいことが起きるような大きな期待感。よくよく見ると、きれいだよなぁ、田舎のシーン。まさに、エコビレッジとでパーマカルチャーという雰囲気のホビット族。開始30分くらいは、確かにオレでもわかる。

 ただ、物事が、指輪に集約されていくところが、モノガタリであるし、矮小な部分でもある。象徴としてのリングである。そして「敵」が必要となる。そして少年。男ばっかりでてくる映画だな。

 この映画って、大きな画面でみるべきなんだな。うちのテレビのような中途半端な画面では、この美しさが半減しているはずだ。だからストーリーばっかり追いかけるようになるんだ。もっとこの美しさにうっとりとすべきなんだ。

 素敵な農村風景。途中で、ちょっとトラブル発生。10分ほど番組から離れたが、無事復帰。一時間20分経過でもなかなか落ち着いた綺麗な画面だ。9人の旅の仲間。確かに美しいセットが次から次とでてくる。

 だんだん複雑な特撮シーンが多くなってきた。どうも画面が浮いているのは日本語吹き替え版で見ているからかもしれない。文字を追わなくてもいいのが楽だけど、どうも画面と声にギャップがあるのではなかろうか。

 経過2時間、いよいよ始まるチャンバラシーン。漫画と見れば漫画なのだろうが、そもそも漫画も見ないしな~。プロレスなんかそんなに嫌いじゃないのに、どうしてkのような暴力シーンは嫌いなのだろう。なくてもいいぞ、こういうところは。

 本当に女性の登場が少ない映画だな。この辺は原作に忠実なのだろうか。まもなく2時間半。なるほど、見るべきシーンはたくさんあるね。美しいシーンの連続。これだけ見てしまえば、もう、今後、この作品をあまり悪く言うことはできないね。

 リングにまつわる葛藤。リングが引き寄せる邪悪な感情。正義が常に邪悪へと転化する可能性。誘惑。またまたチャンバラシーン。でも目がだいぶ慣れてきたな。初代タイガーマスクのロープ際のマジックプレーを見ているようなつもりでいるなら、これはこれで楽しめるかも。

 自分はこの映画を見ながら、頭の中で、自らのフォーマットに置き換えて理解しようとしているようだ。だから、うまくハマってくれない部分は、切り捨てざるを得ない。この辺は、むしろ、作品を作品として、虚心坦懐にうけとるべきなのだろう。

 結局、主人公の少年のような、まっすぐな純真こころで見ていると、自分も、まっすぐで純真になれるのかも。

 う~ん、終わった。素直に面白かった、としめくくっておこう。次は二作目につづく。

<5>につづく

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