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2015/02/07

資本主義に絶望せよ!? 「週刊金曜日」 1021号

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「週刊金曜日」 1021号 資本主義に絶望せよ!?
2014/12/19 週刊金曜日 雑誌
No.3389★★★☆☆

1)ピケティ、ピケティの大合唱である。当ブログもおっとり刀でわが図書館を検索してみるのだが、すでに時は遅し、ほとんど関連書籍のウェイティングリストは一杯パイである。なにはともあれ「21世紀の資本」も予約しておいたが、すでに私は3ケタ待ちである。この手にするのはいつになるかわからない。

2)こんなことなら店頭で立ち読みしたほうがよっぽど早いのだが、どうせ立ち読みしたって、小難しい分厚い本など、簡単には読みとれないだろう。いつの日か届くだろうから、それを待つことにしよう。

3)その中で唯一読めたのがこの特集。「資本主義に絶望せよ」のタイトルは勇ましいが「!?」がついているところが、なんとも情けないやら、かわいいやら。わずか8ページの特集だから、大したことは書いてないが、ポイントは殆ど決まりきっているだろう。

4)早い話が、貧富の差が拡大し、このままだと、若者は大変だよ、というお話らしき。そしてまたこのようなブームが起きることによって、ガス抜き効果にもなるか、ということだろう。

5)さて、特集内容はともかく、この「週刊金曜日」という雑誌を久しぶりに手にして、面白かった。「アイヌモシリ、平和な大地が一万年続くように」ではアシリ・レラさんが紹介されていた。「達者でな、中古トラクター」では、日本の農業の現状と、日本の工業力のすごさ、そして、世界の農業の現状が浮き彫りにされている。

6)「マルチチュードのレーニン」では、アントニオ・ネグリが紹介されていた。ネグリについてはそれなりに関心があるのだが、なかなかその評伝に触れるチャンスは少ない。なるほど、このような雑誌をめくれば、このような記事にであうことができるんだな。さすが「週刊金曜日」、かつてのサヨクの残照を感じるのであった。

7)といいつつ、ぺらぺらめくっていると、「元赤軍派議長、労働運動に燃える」ときた。「塩見孝也、シルバー世代の仲間たちと夢見る現場からの”革命”」とやらの文章さえある。

8)出所直後の塩見さんは、仲間や労組からの援助のほか、塾や予備校の現代文の添削などを毎週100通程度、手がけていた。あとは、メディアへの発言や執筆、講演で糊口をしのいでいたのだ。(中略)

 シルバーセンターの会員になり、その紹介で、清瀬市所有のクレア市営駐車場で管理員を開始。自給は、就労直後は1000円、すぐに950円へ。1日6時間、月9日(現在6日)の出勤が定則とされていた。

 これまで仲間のカンパなどで生活してきた塩見さんにとって、本格的な労働は初めて。「真夏の暑い日なんかにバケツで絞ったタオルで仲間とともに汗をふくことで、労働の素晴らしさを知ったんや!」などと喜びをみなぎらせていた。p51

9)3~4年前にテレビで、確か中国地方だったかに、韓国人の女性と結婚した秋田明大が自動車修理工場を経営している姿を放映していた。なんだか悲哀を感じるというべきか。あるいはもともとの労働の風景なのか。

10)なにはともあれ、「週刊金曜日」、なんとも悲哀を感じる雑誌であった。そのうち、バックナンバーでも読んでみよう。

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