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2015/02/07

「ビットコイン~国家に突きつけた挑戦状」日経ビジネス2014/04/21

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「ビットコイン~国家に突きつけた挑戦状」
日経ビジネス 2014/04/21 日経BP社 雑誌 特集15ページ
No.3388★★★☆☆

ビットコイン(仮想通貨)関連リスト

「Newsweek (ニューズウィーク日本版)」 ビットコインの可能性 2014/02/25 阪急コミュニケーションズ

「金融入門」 日本経済新聞社(編集) 2014/03 日本経済新聞出版社

「日経ビジネス」ビットコイン~国家に突きつけた挑戦状 2014/04/21日経BP社

「これでわかったビットコイン」 生きのこる通貨の条件 斉藤賢爾 2014/04 太郎次郎社エディタス

「貨幣という謎」―金(きん)と日銀券とビットコイン 西部忠 2014/05 NHK出版

「日本経済の真相」ビットコインはある程度の地位を築くかも・・・ 高橋 洋一 2014/05 KADOKAWA/中経出版

「『ビットコイン』のからくり」暗号が通貨になる 吉本佳生他 2014/05 講談社ブルーバックス

「仮想通貨革命」---ビットコインは始まりにすぎない 野口悠紀雄 2014/06 ダイヤモンド社

「『仮想通貨』の衝撃」 エドワード・カストロノヴァ 2014/06 角川

「テクニウム」ーテクノロジーはどこへ向かうのか? 
ケヴィン・ケリー (著), 服部 桂 (翻訳) テクニウム2014/06 みすず書房

「ヤバイお金」 ビットコインから始まる真のIT革命 高城泰 2014/07 扶桑社

「マネーと国家と僕らの未来」 ハッカーズ、 茂木 健一郎, 堀江 貴文, 金杉 肇  2014/12 廣済堂出版

「ブロックチェーンの衝撃」ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会 (著),    馬渕邦美 (監修)  2016/06 日経BP社

「フィンテック」 柏木 亮二 (著) 2016/08 日本経済新聞出版社 日経文庫

「Journal of Financial Planning」特集 フィンテックが変える 金融とFPの未来 日本版FPジャーナル 2016年9月号(第200号) 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 会報

「WIRED VOL.25」/特集 The Power of Blockchain ブロックチェーンは世界を変える<1>
2016/10 コンデナスト・ジャパン

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1)当ブログでビットコインに触れたのは2014/02/20「Newsweek (ニューズウィーク日本版)」 2014/02/25号についてだった。当時もっと調べたいと思ったが、ネット上はともかく、印刷媒体としては、ビットコイン交換所破綻のニュースが圧倒していて、類する雑誌などはなかった。

2)当ブログとしてはそのまま、興味を失い一年が経過してしまったわけだが、ここに来て、ネット繋がりの友人S氏からのアドバイスである。彼は私から見ればイノベーターあるいは、アーリーアダプターに位置する好漢である。

3)ビットコインと、その基本技術:ブロックチェーンを調べてみると良いよ。完全な分散システムが出来て、分散政府やら、分散した会社とか作れる。インターネットが、次の次元に入る基礎技術だと認識しています。

ビットコインを、単なるデジタルな数字の記録という人がいますが、その数字が何に書いてあるかが重要で、それがブロックチェーンです。それを特権的に管理する機関を必要としない台帳であり、データベースです。

では、単にブロックチェーンについて調べておくと良いよ。ビットコインや、通貨は、それが使われた最初の応用に過ぎない。

例えば、金融機関だけがアクセスできるブロックチェーンを使って、中央の機関を必要としない国際的な情報記録ネットワークを作り出すことも出来る。


何しろ金融的な応用は無限に出てきて、既存の概念を置き換えていくと思うよ。とりあえず、米国は最先端だけど、日本の展開は早そう。価値記録って名前と概念を持ち込んで、既存の仕組みでは規制しない方針らしい。過去一年の日本の進歩が早いです。

いまどきのビットコインや、ブロックチェーンのクライアント・ソフトは、ウェブサイトのサービスを使うことが多いので、とりあえず遊ぶくらいなら、何もインストールする必要はないです。

でも、実際に使って体験してみる必要は、まだまだないと思います。今は、インターネットの1995年くらいの状況がブロックチェーンの世界の状態だと言われてます。1990年くらいかも知れないしね。S氏 2014/02/05

4)なにはともあれ我が図書館を検索してみると、この一年間にビットコインを冠した本は数冊でているようだ。その中でもこの「日経ビジネス」は会員制雑誌だから、会員以外にはなかなか目に触れない一冊だが、なかなかタイムリーにまとまっていた。

5)「世界では、すでにこうしたビッドコインの派生種が150以上も生まれている」p035らしいが、これはその信頼性を高めるよりは、私のようなド素人にしてみれば、ますます、わかんな~い、ということいなってしまう。

6)ビットコイン 仮想通貨の先駆け。時価総額第1位。運用開始時期2009/01 時価総額54億ドル

ライトコイン ビットコインの派生。時価総額第2位。運用開始時期2011/10 時価総額3ドル

オーロラコイン アイスランドの金融破綻の混乱をきっかけに派生したライトコインのクローン 運用開始時期2014/02 時価総額100万ドル 

ピアコイン ビットコインの派生。発行枚数に上限がない 運用開始時期2012/08 時価総額3800万ドル

ドージコイン 柴犬がマスコット。ビットコインのパロディー版として開発される 運用開始時期2013/12 時価総額2800万毒

モナーコイン 日本初の仮想通貨。「2ちゃんねる」で誕生 運用開始時期2014/01 総額26万ドル p034「ビットコインの登場を契機に、新型通貨が乱立する」

7)一年前のデータだから、すでに古くなっているだろうが、これでもまだまだ一部だろう。2chから登場したモナーコインなどの話を聞くと、私などは、すっかりドン引きである。

8)現在の通貨制度は国家のみが通貨の発行権限を持つ。貨幣を印刷する、買い取るといった手法で市場に流れるお金の量を調節し、物価や為替など痛快を決める要因を操作する。

 この制度が機能するためにには、我々は国家を絶対的に信頼する必要がある。だが現実はどうか。2008年の金融危機以後、国家を発行体とした貨幣制度は様々な綻びを見せている。これはビットコイン推進派が指摘する通りだ。p035「国家に突きつけられた挑戦状」

9)ネグリ&ハートは、「<帝国>」において、マルチチュードは<帝国>に対峙するために、憲法、武器、通貨を自ら管理する必要があると主張する。ネグリ達の主張を鵜呑みにするつもりはないが、彼らの文脈のなかでの「通貨」が、ひょっとするとビットコインのような仮想通貨がその回答となる可能性はある。

10)なにはともあれ、今後集まってくるだろう情報をまとめておく。

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