「花の誇り」藤沢周平原作

「花の誇り」
藤沢周平原作 吉村芳之演出 瀬戸朝香、酒井美紀他出演 2008/12 NHK DVD 99分
No.3406★★★★☆
1)お、これもタイトルどおり、「花のあと」に先立つところの女性が主役の藤沢周平ワールドであった。ただこちらは映画ならぬNHKドラマだから、割とライト感覚。
2)テレビ番組をDVDしたものだから画質がいまいちである。いつもならストーリーさえ興味深ければ画質など問題にしない当ブログであるが、「花」がテーマであるかぎり、やはり綺麗にみたい。
3)比べてはまずいかもしれないが、「花のあと」のほうがずっと綺麗で、ついつい引きこまれてしまった。
4)しかしまぁ、いずれにせよ、サムライの世界だって上昇志向はなくてはならないものなのだ。その上昇志向があることを前提に、ドロップアウトや、戦々恐々のバトルが広げられる。
5)よくよく考えてみれば、お城勤めの役割など、会社組織の地位となんらかわらないのかもしれない。20石、30石取りなどは、まさに給料の多寡を表わしているのか。家老や筆頭家老などは、取締役や代表取締役などを表わしているのか。
6)とすれば殿様は、筆頭株主か会社のオーナーでも表しているのだろうか。
7)あまりにも頂点に焦点を合わせると、結局そこに到達する者は極めて少ないし、あまりに下級からさらにドロップアウトするような「おちこぼれ」では、大衆の多くの共感を得られないのかもしれない。
8)と、そういう風に見てくると、藤沢周平ワールドも、なんだか下卑たものに見えてくる。ましてや「皆様の」NHKが制作すると、こうなってしまうのか。まぁ、おざなりの世界だ。おざなりな世界がいいから藤沢周平なのかもしれないが・・・・。微妙なところである。
9)ハッピーエンドの藤沢周平ワールドであるが、最後のほうになって、あららというようなドンデン返し。でも、ドンデン返しのさらなるドンデン返しで、なるほどハッピーエンドになるのね。
10)調べてみると、時代劇と言えば藤沢周平というほど、沢山の作品があり、多くのファンがいるのだった。なるほどね。
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