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2015/03/11

「清左衛門残日録」第2集 梅雨ぐもり/川の音/平八の汗 藤沢周平原作

<第1集>からつづく

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「清左衛門残日録」第2集 梅雨ぐもり/川の音/平八の汗
藤沢周平原作 仲代達矢, 南果歩, 山下真司出演 1993/01 NHK DVD 150 分
No.3434★★★★☆

1)本日は3・11の4年目アニバーサリーだ。テレビでは特別番組のオンパレード。あちらを見ても、こちらを見ても、3・11のオンパレードだ。

2)だが、私はあまりそれらを見たくない。別に忘れているわけではない。忘れたいわけでもない。しかし、あまりに強烈過ぎる。普段の毎日で、心はクタクタだ。なんだ弱虫、といわれそうだが、そういう話題では私はすぐに泣きたくなる。悲しくて、そんな話題に入りたくない。

3)だから今夜、せいぜい、「清左衛門残日録」にでも逃げようじゃないか。藤沢周平ワールドは「フィクション」だからいい。フィクション嫌いの私が、ノンフィクションに囲まれ過ぎたら、もう逃げるのは「フィクション」しかないではないか。

4)お話だったらいいのに。嘘だったらいいのに。夢だったらいいのに。悲しすぎる。そういう実話が実に多すぎる。特に3・11にまつわる話は、実に苦しい。何も言えない。

5)それに比したら、藤沢周平は「フィクション」じゃないか。お話だし、嘘だし、夢だし、もう現実ではない。そういう「逃げ」がある。

6)この「三屋清左衛門」、すこし重厚すぎではないだろうか。隠居なんぞ、もうすこし枯れていていいのではないか。

7)隠居とはいえ、この隠居はまだまだ生臭い。まぁ、そこはフィクションだから、「許せる」。

8)もしもだよ、あまりに隠居が隠居過ぎたら、それはフィクションでなくなるかも。あまりに身につまされて、「娯楽」じゃなくなるかもよ。

9)娯楽じゃ。フィクションじゃ。それも「上等」の。それくらいじゃなきゃ、「3・11」とは「対峙」できない。

10)藤沢周平は、これまで三屋清左衛門を重厚に描いたわけではないだろう。おそらくこのテレビドラマは仲代達矢のキャラクターが勝っているだろう。もと枯れた人物像だったのではないだろうか。

11)生臭い話も結構ある。隠居人とて、無縁でいることはできない。

<第3集>へつづく

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