「藤沢周平を読む」 「歴史読本」編
「藤沢周平を読む」
「歴史読本」編集部(編集) 2010/09 新人物往来社 単行本 333ページNo.3416★★★★☆
1)Town Mook の「藤沢周平と<海坂藩>を旅する」 日本と日本人の原風景 (2012/11徳間書店)のグラビア風とは違って、こちらは総合雑誌風なガイド本である。図版や画像も多くあり、それを見ているだけでも楽しい。
2)そもそも小説嫌いな当ブログが藤沢周平の世界に近づいたのは、本を読むのが面倒臭くなって、何か面白いDVDでもないかなぁ、と探していた時だった。そのDVD「隠し剣 鬼の爪」(2004/10 松竹)が余りに面白かったので、さて、この原作者は?と気付いて、あらためてこの作家の存在を再認識したのであった。
3)しかるに解説本などで、またまた文章の世界にもどっていくのは、ちょっと大儀である。いましばらくは、原作の小説も読まず、映画やドラマとして制作された作品群から見てみようと思っているのだ。
4)映画も「山桜」(2008東京テアトル)を除いて、すべて見たことになる。テレビドラマはこれからだが、それでも図書館に収められている作品群を見終わるまでには一ケ月以上はかかるだろう。
5)しかもその後は、CDで残されている音声小説を楽しむことができる。いちいち文章を追っかけることが面倒になった当ブログは、しばらくは視聴覚資料で藤沢周平を楽しむのである。
6)しかし、それにしても、これだけの資料が大量に残されているということは、それだけ多くの人々に愛されている、ということだろう。私も還暦を過ぎてようやくこの作家に目が行くようになったわけだが、残された作品群を楽しむには何十年もかかるのではないだろうか。
7)これから20年位、この作家に浸りきって余生を送る、なんてことも、まぁ、ひとつの「老人」の生き方かも、なんて考える。(笑)
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