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2015/04/22

「オーガニックな野菜づくり」 農薬・化学肥料を使わない 千成 真奈美<1>

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「オーガニックな野菜づくり」農薬・化学肥料を使わない<1>
千成 真奈美(著) 2009/02 家の光協会 単行本 95ページ
No.3471★★★★★

1)おしゃれ~な一冊。「だれでもできるはじめての野菜づくり決定版」 麻生健、「苗で始める失敗しない野菜づくり」はじめてでも、市民農園でも、プランターでも 有機・無農薬!、につづいて、一晩に3冊目として読む本にしては、もはやコメントがつけようがない。

2)ほとんどがグラビア雑誌のようで、しかも著者が妙齢の女性と来れば、ただただグラビアを見ているだけで夜が更ける。

3)化学肥料や農薬を使わないオーガニック栽培は、とても難しいと思われがちですが、家庭菜園程度の規模ならば、そんなに神経質にならなくてもだいじょうぶ。堆肥や有機肥料をたっぷり耕した畑は、微生物や小動物がすむ本来の自然環境をもった土壌ができて、作物も自然に育っていきます。p2「本来の自然環境に親しむ」

4)今夜のところは、じっくり美しい女性の美しい作業画像を拝見しながら、うっとりしよう。

5)土さえあればおいしい野菜が育てられると思ってはいませんか。それは違います。おいしい野菜が育つ土は、いわばスペシャルな土。スペシャルな土は、初めからあるのではなく、育てていくものです。p06「はじめての土づくり」

6)あらら、最初からぴしゃりといわれてしまった。まさにそのとおり。土さえあれば・・・・といいう甘い期待は確かにあった。しかし、決してそう甘くはないだろう、と予測もしていた。

7)”野菜づくりの名人”といわれる人たちは、じつのところ、栽培が上手というよりも、土の育て方がうまい人たちのことを言います。彼らは日々自分の土を観察し、オリジナルな堆肥や肥料をつくり出して与え、土をつねに野菜づくりに適した状態に保っているのです。これが土づくりです。p06同上

8)名人を目ざすまでとはいわずとも、とりあえず食べれる野菜がつくれればそれで満足なのではあるが、図星のように土さえあれば野菜をつくれるだろう、とタカをくくっていたことは確か。市民農園でも空いていた区画は10箇所ほどあったが、農機具小屋や水道から近いところ、広い道を通っていくところ、角地、などを条件に選んだので、土そのものを見る余裕はなかった。

9)風通し、日当たり、水はけ、隣の作付状況などは留意した。しかし土そのものは係の人がそれとなく準備してくれているので、一目見ただけでは、前者がどのように使っていたのかはわからない。ただ、小さな虫たちもチョロチョロ歩いていたから、それなりに生きている土地ではあろう。

10)有機農法を目指そうとすると、苗を植え付ける2ヵ月前に元肥料を鋤き込むということになっているが、だとするなら二月くらいにその作業をしておかなければならないことになる。四月の中旬になって市民農園を借りた身としてはもやは手遅れである。今から鋤き込んで、できるだけ苗の植え付けを遅らせるか、あるいはことしは土づくりを目標として、野菜づくりは二の次にするか。

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11)そう言えば我が家の庭の片隅にあるコンポストの中身は、自家製堆肥になっているはずである。上のほうはともかく下のほうは完熟しているはず。すでに竹肥料や牛フン肥料は入っているので、こちらも追加してみたらどうだろう、と思いつく。

12)虫もそう。よい虫も悪い虫も、畑にはどちらもたくさんいたほうがいいと思うようになりました。よい虫が悪い虫を食べてくれるので、悪い虫の大発生が抑えられるのだと思います。よい虫だけいてほしいというのは、どだい無理な話なのです。アブラムシを発見したときは、テントウムシのえさがいっぱいあってよかったと考えています。p12「自然とつきあう」

13)アブラムシは、我が家の家庭菜園に限らず、室内のグリーンにもついてくる。ダンゴムシやウドコンコ病とならんで天敵とさえ思えるような存在だが、市民農園レベルでのこと、仲良く付き合っていく方法を探すしかない。

14)種まきや植えつけの3~4週間前には、肥料を施しておきましょう。肥料が土によくなじむ前に種まきをや植えつけをすると、発酵途中に発生するガスが作物に悪影響を与えることもあります。ただし、畑の入れ替えなどで日にちが十分にとれない場合は、1週間でもOKです。p18「オーガニック・ガーデンの土づくり」

15)お~~、ここに朗報が。「1週間でもOK」なら、わが市民農園でもなんとかやれそうだ。

16)堆肥はホームセンターなどで買うこともできますが、時間と場所に余裕があれば、ぜひ手づくりに挑戦してみてください。市販の堆肥は、枯れ草や稲わらなどの植物性の材料に、鶏糞や牛糞、土、水を加えて発酵・完熟させたものでできていますが、私の手づくり堆肥は、落ち葉や雑草と野菜くず、米糠を発酵させてつくります。p20「手づくりの堆肥&肥料」

17)ここは我が家のコンポスト制の堆肥を試してみよう。

18)植えつけ時に植え穴に施したり、成長期に追肥としてスポット的に与える肥料には、作物が吸収しやすい発酵済みのボカシ肥を。市販品もありますが、つくるのも簡単です。
 また、生育期間の短い葉野菜などの追肥には、液肥が向いています。使えるまでに数週間かかるので、畑を耕すのと同時につくり始めます。発酵臭が気になる、つくる時間がないという場合は、こちらも市販の有機質液肥を。
p21「肥料にはボカシ肥・液肥を」

19)有機農法には追肥は要らないと、どこかで聞いたが、まぁ、そう紋切り型に考えずに、この液肥の存在も意識しておこう。

20)2ℓのペットボトルに油かす1カップをいれて水を満たし、3~4週間放置する。この間、発酵してガスが発生するので、キャップは密封せずに軽く閉めておくこと。ただし、かなりにおいが強いので注意を。使うときは水で200~300倍に薄め、水やり代わりにじょうろでたっぷりと。p21「液肥のつくり方」

21)ビジュアルな一冊ではあるが、なかなか懇切丁寧で詳しい。

<2>につづく

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