「市民農園体験記」<3>道具と肥料
1)なにはともあれ、道具を準備し、肥料を入れて、土づくりから始めよう。道具と言っても、特段に買いそろえるものはない。自宅で余っている道具類の古い奴をまずは農場に持ち込んで専用とする。長靴、ゴム手袋、スコップ、レイキ。それに小さな椅子も必要だ。これはキャンプ用を流用。
2)次は肥やしだ。肥料のやり方はいろいろありそうだが、農園に揃えてある、竹肥料や牛フン肥料などを検討してみる。だいたい面積に合わせて必要量が書いてあるので、まずはそのまま鵜呑み。
3)そしてまずはばら撒いてみる。本来はキチンと鋤き込んで、しかも深堀りしてふかふかの土壌にするといいそうだが、きょうのところはまだ機械は使わないでおこう。
4)機械類は自由に使っていいそうだが、まずは最初はキチンと係の人の話を聞いて、万が一のケガなどないようにしないといけない。今日は、係の人が外出しているようだ。
5)あれ、よくみると、どこからか豆のタネが飛んできたようで、まいてもいないタネの芽がでていた。これは御客様なので、何になるのか、じっくり観察しようではないか。
6)さて、あとは、何を育てるかだが、タネからいくのか、苗からいくのかで準備がやや違う。係の人がいうには、タネはもう何を播いてもいいそうだが、苗はもうすこし待ったほうがいいという。気候や土地柄、土質などの関係もある。係の人の言うことにしたがうにかぎる。
7)すぐ近くの園芸店に行くと、ずらりとタネや苗が並んでいる。家族にはカブを作ってくれ、といわれているし、私はパセリを植えたいんだよな。それとズッキーニも作ってみたい。孫たちはイモ掘りをしたい、というので、ジャガイモやサツマイモも植えよう。あとはトウモロコシやかぼちゃかな。ホウレンソウ、きゅうり、ピーマン、数えたらきりがない。
8)図書館に行ったら、沢山の農業書や園芸書が並んでいた。あ~、いままでこのコーナーに立ち寄ったことはないなぁ。見落としていた。こんなに関連の本があるんだぁ。まずは超ビギナー向けの本を数冊選んでみる。
9)農具置き場は雑然とはしているが、まぁ、こんなもんだろう。他の人たちもまだ、本格的にスタートしていないようにも見えるし、もうすでにあの畑にはタネが播かれているのか、気になるところである。隣百姓と言うではないか。隣の人の真似をしていたら、まずはなんとかかんとかやれそうなんだがな。
| 固定リンク
「18)Zorba The Buddha」カテゴリの記事
- 「寅さんの伝言」 朝日新聞版 小泉信一(2015.06.01)
- 「山田洋次と寅さんの世界」 困難な時代を見すえた希望の映画論 吉村英夫(2015.06.01)
- 「寅さん、あなたが愛される理由」山田洋次 映画監督50周年記念企画 山本晋也他(2015.05.29)
- 「市民農園体験記」<18>花とつぼみ(2015.05.28)
- 「市民農園体験記」<17>ネットとズッキーニ(2015.05.26)
コメント