「てとてと春2015」 みんなの放射線測定室「てとてと」
「てとてと春2015」
みんなの放射線測定室「てとてと」 2015/03 小冊子 p30
No.3468★★★★★
この小冊子も、一目千本桜見物のおり参加した獏原人村「満月祭」準備会のなかで求めたもの。おそらく決して大人数ではないスタッフで運営されているのだろうけれど、実にしっかりした冊子としてできあがっている。
「てとてと」については、2011年11月の設立以前より、友人を通じて、その設立呼び掛けを聞いていた。いままで積極的に利用する機会はなかったが、いつも量ってもらおうかな、と思う。
山小屋つくりで、初めて薪ストーブを意識した時、その灰を市民放射能測定室に持ち込んでみた。結果は決して安心できるものではなかった。流通してはいけないレベルではなかったにせよ、十分管理しなければならない線量に達していたのである。
食品については、県境の親戚からもらう野菜や米、イチゴなどは、とうぜん「安全」なものと考えてはいるが、ヤバそうなものは、私たち老夫婦が積極的に消費することにしている。
しかし、つねに曖昧模糊とした、不安な状況は続いている。本当のところはどうなのだろう。機械測定したからと言って、絶対基準にはならないだろうが、知らずにいるよりははるかにいい。まして分からないことがまだまだあり、これから分かってくることも沢山あるはずなのだ。記録することも大切だろう。
この年に一冊でている小冊子には、スタッフなどの体験談や調査結果のレポート、そして「てとてと」運営委員のしょんつぁん(ピースファーム)の歌「さいとうさんのレシピ」が楽譜入りで紹介されている。
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