「市民農園体験記」<8>米ぬか
1)裏道を走っていたら、コイン精米機に「米ぬかは自由にお持ち帰り下さい」の表示。いつも通るところだが、市民農園で有機無農薬、というコンセプトが走る前は、全然気にもとめなかった処だ。
2)中を覗いてみると、キチンとした設備があり、自由に持ち帰ることができるようになっている。さっそく買物袋ひとつ分をいただくことに。
3)植えたばかりの行者ニンニクの苗(400円)の根元にまいてみる。指導員がいうには、わずか5坪の農場とは言え、これだけの量ではまだまだ足らないという。そもそも微生物を増やすための米ぬかだから速効性はないが、やってみる必要はある。米ぬかは一年じゅう、いつやってもいいという。
4)ところで農場の掲示板には、病虫害の警告がでていた。「無農薬」を表看板にする市民農園だけに、この辺の配慮は興味深い。オオニジュウヤホシテントウムシが多発し、ジャガイモに被害がでているという。テントウムシも、益虫と害虫がたしかあるんだったな。「見つけ次第補殺して下さい」という注意書きが生々しい。
5)ジャガイモの葉っぱのうらに卵が植え付けられているのだ。この卵のうちに葉っぱごと摘み取り、つぶしてしまうのだ。通常なら、ここで農薬を使ってしまいそうだが、ここは、有機無農薬な配慮が必要だ。
6)成虫の写真は去年のもので、今年はこの葉っぱの裏にうみつけられた卵の段階。孵化すると、農場中を飛び回り、もはや手をつけることができなくという。
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