「ビオファームまつきの野菜塾」手をかけすぎずに有機でおいしく 松木一浩
「ビオファームまつきの野菜塾」手をかけすぎずに有機でおいしく
松木 一浩(著) 2010/3/31 角川SSコミュニケーションズ
単行本: 127ページ
No.3504★★★☆☆
1)美しいカラー写真が多く付いたコンパクトな一冊。1962年生まれ、ホテル業務やレストラン業務についたあと、富士山の見える静岡県で3ヘクタールの野菜畑で有機栽培しているという。そしてその畑に付属した加工場とレストランも開設とのこと。
2)よくよく読んで見れば、どの本であろうと、野菜作りの基本はそう変わるものではないので、それを行なっている人が「変わり種」だと、本も面白くなる、ということだろうか。しかしそれにしても、3ヘクタールの野菜畑を切りまわすのはたいへんだろうな、と思う。
3)ましてやその畑を借りているのだろうか、買って農家の仲間入りしたのだろうか。あるいは、嫁さんの実家に婿入りでもしたかな。
4)この手の本は、よくある田舎暮らしの本に似て、いいことばかり書いてあって、実際のリアルな問題点が書かれていなかったりするから、まぁ、話半分に聞いておいた方がいい場合も多い。
5)とは言うものの、こうして実際に畑を耕し、食材として提供し、あるいはレストランも開業となれば、それはすごいことだ。当然のごとく、このような本も登場することだろう。著者には、他にも著書があるようだから、チャンスがあったら、そちらも覗いてから、またこちらに戻ろう。
6)こちとら市民農園一年生、ひとつひとつ謙虚に学ばせていただきます。
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