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2015/06/25

シリーズ「電波塔を考える」<3>PHS?

<2>からつづく

シリーズ「電波塔を考える」

<3>PHS?

 今考えれば神話のような世界だが、かつては携帯電話なんて夢のような話だった。もうそれを持っている人は超リッチな人で、持っているだけでブランドになったようなものである。

 それから時代も過ぎて15年前か20年ほどまえだろうか、私もケータイならぬPHSを所持するようになった。機能上、音質はよかったが、電波の届く範囲が狭かったので、ブツブツ切れた。

 そのころ我が家に、アンテナを立てて欲しいという会社からの依頼があった。利用者が増加しているので回線と通話エリアの改善のために電柱一本分のスペースを貸してくれ、とのことであった。

Img_6237

 報酬は月3000円ほど。決して悪くないアルバイトだ。と乗り気になったが、電波のことが気になった。ましてや、あの高さ、ちょうど私たちの寝室の近くになるのだ。ハムをやっている知人に聞いたら、私だったらやらないな、と言われたので、私も辞退した。

 あの時、拒否したアンテナが、私の身近に立っているこのアンテナである。電柱一本分の上に、4本の棒状のアンテナが立っている。おそらく通話エリアが狭いので、小さくとも、数多くのアンテナを建てなければならないはずだ。

 私はこのアンテナが立っったために、私の通話環境は改善されたし、パソコンもまたPHSカードでネットにつないでいた時代も2年ほどあったので、お陰さまではあるのである。

Img_6236

 現在、この電柱アンテナを使っているのはウィルコム。この会社、いまやPHSなのかケータイなのか、よくわからないが、この電柱アンテナに限っては、おそらくPHS用であると判断する。

 いつの間にか、街の風景に溶け込んでしまっているこれらの電波設備だが、電柱にせずとも、あちこちの建物やビルの屋上に乗っかっていたりするから、至るところに見ることができる。

 ましてや通信会社ごとに設置しているので、私のようなシロートから見ると、ちょっと過剰なのではないかい、と思わざるを得ない。街の風景としても、そろそろ飽和状態なのではないだろうか。

 もっといい方法はないのだろうか。

<4>につづく

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