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2015/06/13

「謎の秀真伝」―神代文字で書かれた原日本の実像 佐治 芳彦<3>

<2>からつづく 

Saji2 
「謎の秀真伝」―神代文字で書かれた原日本の実像 <3>
佐治 芳彦 1986/06 徳間書店 単行本 306ページ
★★★★☆

1)今朝のこの思い、どういう形でメモを残しておこうかな、と思ったが、結局は、この佐治芳彦の「謎の秀真伝」の背表紙を見て思いついたのだから、この項に書いておこう。

2)3・11以降、飯沼勇義「解き明かされる日本最古の歴史津波」(2013/03 鳥影社)に誘われて、千葉 富三「甦る古代 日本の真実」 全訳秀真伝 記紀対照―1300年の封印を解く( 2012/08 文芸社) まで突き進みつつあった当ブログであるが、ここまで来て、ハタと急ブレーキをかけてしまったところがあった。

3)飯沼津波史観の信任を受けて新展開をしつつあるように見えた千葉ホツマであったが、個的な読書録を片手にその暗部に侵入するには、まだまだ信頼に耐えるものなのかどうか不明であることが分かった。

4)しかし、ここにおける「1300年の封印」という部分が生きる。1300年の歴史と言えば、ここで新たに浮上するのが、「仙台柳生かやの木」(樹齢推定1350年) である。河川を挟むその対岸にあった多賀城以前の国府=「郡山遺跡」である。

5)これらをひも解いていくと、国の成り立ちという歴史があからさまになるとともに、21世紀における日本国という「国」がどのようなプロセスのなかにあるのかも、客観的に俯瞰できるというものである。

6)安倍晋三「美しい国へ」(2006/07 文藝春秋)などのような枠組みで現在の地球を考えるようでは、おそらく大局的な人類の未来は見えない。あるいは未来の人類から見れば、明らかにこのような史観は弊害になるだけである。

7)当ブログが一転して、「恐竜の世界へ。」(2011/07 阪急コミュニケーションズ)を契機として、数千年の単位から何千万年、何億年というタイムスパンのスケールアップを図ったのも故なきとはしない。大いなる思考の転換がある。

8)当ブログとしてはOshoのなかの特に「大いなる挑戦-黄金の未来」 (1988/1 OEJ)に依拠する部分が大きいが、かと言って、かのマスターのインスピレーションを丸のみにして無批判的立場をとるものではない。

9)これらの地平を踏まえながら、地球全体の生命を想い、この数千年の現在的人類的国家観を乗り越えて、これから新たなる未来に向けてのビジョンを見据えようとするとき、その中心に在るべきは、自らを含めた地球の子供たちの視点であるし、人間としての最も大切な中心である心にあるべき、瞑想という源泉である、ということである。

10)これらを踏まえて、そしてその大枠を忘れることなく、当ブログのリサーチは今後も続くと思われる。

 

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