「有機・無農薬栽培で安全安心な野菜づくり 」佐倉教授「直伝」! 小さな菜園でも収穫倍増 佐倉朗夫
「有機・無農薬栽培で安全安心な野菜づくり 」佐倉教授「直伝」! 小さな菜園でも収穫倍増
佐倉 朗夫(著) 2014/04 講談社 単行本(ソフトカバー): 128ページ
No.3548★★★★★
1)この手の類書には何冊か目を通してきたが、近刊であると、古書であると、だいたい内容は似たようなものである。とにかかく小さな家庭菜園や市民農園で、有機無農薬となれば、ほとんど、どこの本も似たようなものである。
2)ということは、おそらくこの農法はすでに「確立」されているのだ。著者や出版社によって、若干の味付けがかわるものの、内容は似たりよったりだ。
3)インゲン、エダマメ、キュウリ、トマト、サツマイモ、スイートコーン、ピーマン、などなど。家庭菜園の定番中の定番、わが市民農園でも、奮闘中の作物たちについて、コンパクトかつカラー写真つきで的確に「教授」されている。
4)土づくり、畝立て、病虫害対策、などなど、こちらもまた定番中の定番のセミナーが、キチンと的確に指摘してある。家庭にこの一冊があれば、家庭菜園も、市民農園も、まったく問題なさそうだ。
5)だが、5坪の市民農園から、50~500坪のクラインガルテンへと飛翔しようとする我がブログの指向性では、いずれこの本からはみ出てくる部分もありそうだ。
6)つまり、この本は「市民農園で有機無農薬」ならピッタリだが、「クラインガルテンで週末農業」となると、ちょっとした応用や工夫が必要となる。
7)ましてや「エコビレッジでパーマカルチャー」となれば、この本からは大きくこぼれてしまう事どもがたくさんでてくることになる。特に「哲学」的なことがね。
8)だがしかし、現在進行形の「市民農園で有機無農薬」なら、この本一冊で、十分学べる。必要かつ十分である。
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