「有機・無農薬で家庭菜園」いちばん親切でよくわかる 阿部豊
「有機・無農薬で家庭菜園」いちばん親切でよくわかる
阿部豊(著)
2015/03 家の光協会 単行本 160ページ
No.3553★★★★☆
1)この手の本は、このところ立て続けに読んだので、内容的にはこのままでいいのだと思う。ひとつひとつについては、まだ実践不足の私にとっては、よくわからないことが多いし、実践的に検証していくしかない。
2)とはいいつつ、この手の本としては、ごくごく最近でた本であり、一番フレッシュな内容で書かれているものと推察する。
3)「市民農園で有機無農薬」というのが、我がブログで進行中のテーマの一つであるが、「有機・無農薬で家庭菜園」というのも、なかなか言い得て妙で、うん、これでいいのだ、と、とりあえずは思う。
4)しかし、この人、現在300アールの畑で100種類の作物を作っているという。10アールはおよそ1反で、300坪だから9000坪。300アールはおよそ30反、つまり10反=1町歩として、この人は3町歩の畑で野菜づくりをしていることになる。とてもとても、家庭菜園、というレベルではない。
5)そこのところにちょっと矛盾を感じるが、それでもこれだけの広さで有機・無農薬を展開し、その作物を愛好家に通販でさばいているとするならば、それはそれはすばらしい人生だと、思える。
6)この人1960年に広島で生れ、北海道で大学時代を過ごし、やがて89年から奥さんと茨城県で新規就農したというから、なんとも凄いスケールだ。農業なんていうと、田舎に帰って親の土地を耕すイメージが強い私なんぞは、これだけの情熱を農業に向けるのは、ほんと凄いことだな、と思う。
7)本の内容は、ひとつひとつが役にたつ。実際に困ったら、この本に帰って、小まめにチェックするには、大いに有効だ。
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