「ネイチャーエデュケーション」 長谷部 雅一

「ネイチャーエデュケーション」 身近な公園で子どもを夢中にさせる自然教育
長谷部 雅一(著) 2015/04 みくに出版 単行本: 271ページ
No.3558★★★★☆
1)ちょっと変な本。新刊本コーナーになかったら、多分手は出なかっただろう。このタイトルも意味ありげであるが、必ずしもジャストな表現とは思えない。
2)若い時分に世界中をバックパック旅行してきた、ということだが、そのこととこの本と、そしてその内容になっている「ネイチャーエデュケーション」がどう繋がっているのか、今いち理解に苦しむ。
3)しかしながら、近くの公園で子供たちと遊ぶ、というシチュエーションは大好きである。もっともっとそうあるべきであろう。
4)我が身に振り返って考えてみれば、例えば、市民農園やクラインガルテン、時にはエコビレッジなどに孫などとともに遊べたら、どんなにいいだろう、と思う。そう思うとともに、まずは、自分も一人の子供になって、自然のなかで、ゆったりと、じっくりと、遊んでみたいと思う。
5)この本のタイトルから、かつての環境心理学シンポジウム「スピリット・オブ・プレイス」における「ネイチャリング」というジャンルを思い出したし、たしか「ネイチャー・ゲーム」とかいうタイトルの本もあったのではなかったかしらん、と思う。そして清水芳孝先生のことも思いだした。
6)テントウムシは、その姿のかわいらしさから子ども達に大人気の昆虫です。テントウムシにもたくさんの種類がありますが、よく見る7つの水玉模様があるのは「ナナホシテントウ」です。
そのほかに公園でよく見られる黒字に赤の水玉二つや四つのテントウムシ、赤い身体に模様なし、ちょっと変わった模様のものなどは、総じて「ナミテントウ」という種類になります。このナミテントウは、実に100種類以上の模様があるそうで、とてもオシャレなテントウムシです。p183「テントウム」
7)ちいさい時分には、ナナホシテントウはたくさん見た覚えがあるが、この春、フタホシテントウを見たのは一度きり。アブラムシがトウモロコシについた時に、夫婦のフタホシがじっくりアブラムシを食べてくれていた。
8)それ以外は残念ながら、ニジュウヤテントウだけが、大繁殖している。市民農園に行けば、ジャガイモやナス、トマトなどの類に張り付いている。毎日畑に行けば、まずはこのテントウムシを取ることから作業が始まる。
9)著者は、このような昆虫や草木、あるいは鳥類などと子供のふれあいのチャンスをつくる会社をつくり、活動しているようだ。なにか、どこかに無理があるように、私などは感じるのだが、時代が時代だけに、アプローチの仕方によっては、規模はどうであれ、このような企画が受ける可能性もあるのだろう。
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