「わがボタニカルライフ」<1>ボタニカルって、なんだろう。
<1>ボタニカルって、なんだろう。
NHKBSテレビ番組「植物男子ベランダーseson2」というものを見て、やたらと気に入ってしまった。なぜだろう? 30分番組というコメディタッチの小気味よさがいいのかもしれないし、田口トモロヲ演じるところの独身男性主人公が、いいのかも知れない。あるいは、ひょっとすると、原作のいとうせいこうのもともとの原案がいいのかも知れない。
そう思って、原作と言われる「ボトニカルライフ」なる本を取り寄せ開いてみた。いとうせいこうは、いちど講演を聞いたことがあるという親近感があったし、まぁ、名前からして他人とは思えないのだが、どうも最近の私は、一冊の本をまともに読みこめるほどの気力もない。なにせ、この夏は暑すぎた。
ボタニカル、なる言葉は実に初めて聞いた言葉なので、一体なんだろうと、調べてみると、植物(図鑑)という意味らしい。植物学とか、図鑑とか、科学と芸術の融合なる言葉が踊る。なんだか、今のところ意味不明。
で、いずれにしても、このテレビ番組からの連想で、ベランダ植物愛好のことをボトニカルライフと読むことにした。というのも、最近、というかこのところずっと気にはなっているところであるからだ。
当ブログは、何故か、エコビレッジ日記、クラインガルテン計画、市民農園体験と三つの連載記事が走っているのだが、どうももうひとつ収まりが悪かった。ここにわが日常の最も身近である庭仕事を付け加えたいと思うのだ。
別に、もともとが植物男子でもなければ、ベランダ仕事が特段に好きなわけではない。いや、むしろ苦手なほうだ。だが、どうも私の性癖は、得意分野を伸ばすというより、いつも苦手な分野を残しておくのがおちかなくて、それを修正しようとする傾向がある。つまり、下手の横好きという奴である。
そこで、まずは、エコビレッジ構想--クラインガルテン計画--市民農園体験--ボタニカル(ガーデン)生活、という連携を作ってみたいと思うのである。それぞれに発想が別々ではあったのだが、そもそもの根っこは同じなので、いずれはこの4つのお話は、一つに集約されていくのかもしれない。
ボタニカルとは、必ずしもガーデン生活を意味するわけではないので、この4つを含めった形で、全体をボタニカルと総括するようになるかもしれないが、私はどうも、それは違うという感じがする。これらで私がやりたかったのは、決してボタニカルではなかった。
しかし、今は適当な名前もないし、まとまりもないので、ボタニカル生活をガーデン活動と読み替えて、暫定的に今の私は何をしたがっているのか、ボーリング作業を開始することとする。
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