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2015/08/05

「獏原人村満月祭2015」 "太鼓と精霊のお祭" <2>

<1>からつづく 

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Blue Moon Rave Party @ 「獏原人村満月祭2015」 "太鼓と精霊のお祭" <2>
2015 7/31 18:00 - 8/1 6:00  ―EVENT PLACE―  獏原人村 ( 福島県川内村 )

バヴェシュ 阿部清孝さんの写真

43年前、1972年の真冬、雪に埋もれて、あったのは、この二階建てのプレハブだけだった。当時のグループもぐらも、アキラも他に移ったあと、マサイ家族が、この地を切り開き、守ってきた。

その後、トモや多くの友人たちが、
この地を訪れては、共に動き、畑を作り、家を建て、道を開き、ドームを作り、そして祭を作ってきた。...

1988年のいのちの祭の加速を受けて、獏の満月祭はバージョンアップした。二回目にこの地を訪ねたのは1991年の、地球回帰の祭、だった。実に19年ぶりだった。その地はすっかり切り開かれ、多くの仲間たちが集うコミューンとなっていた。

バヴェシュ 阿部清孝さんの写真

3回目にこの地に来れたのは2014年。更に23年ぶりだった。その地は、3年前の震災の影響を受け、どんなことになっているのだろう。心配だけが先に立った。

福島第一原発から直線で23キロ。その事実が示す現実は、正確には私にはわからない。私にわかるのは、この地を愛し、この地に集い、自らと地球を祭る人々が、確実に存在し、この大地の上、この広い青空の下に、生きている、ということだ。

今年2015年、心ばかりが波打ち、ただただオロオロの毎日だが、この地に来ることができ、本当にうれしい。

バヴェシュ 阿部清孝さんの写真

歌を聴き、共に踊り、時に友の話に涙があふれ、焚き火の灯火を見つめる。月が山から出て森に隠れ、昼のセミの声が、夜の虫たちの鳴き声に変わる。

涼やかに風が流れ、祝辞のように稲妻さえ光る。大地のほとぼりを冷ますかのように、シャワー雨のひとふりも来る。

全てが、この、聖なる地球のつどい、に集い、見守る。

<3>につづく

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