「Pen」2015年 10/1 号 [インテリアのヒントが満載! 暮らしが楽しくなるアイデア集。]<2>
「Pen」2015年 10/1 号 [インテリアのヒントが満載! 暮らしが楽しくなるアイデア集。]<2>
CCCメディアハウス 2015/9/15 雑誌
★★★★★
時間が空いたのでロードサイドの書店に寄ってみる。週刊誌も見ないし、DVDコーナーの類にも行かない。漫画や文庫も範疇にないので、おのずと手にとる書籍は限られてくる。それでも、専門書や単行本、グラビア雑誌などは、何冊か気になる。
<15>からつづく
今日の気分はこの3冊?<16>
そこで、はてさて、この書店の中で、「今日の気分はこの三冊」として、とにかく三冊を得らで見ようと思った。その一冊目がこれ。なかなか良さげである。パラパラして行って、結局、これは宝島出版のものであることがわかって、ゲンナリした。
「植物のある部屋」 <1>
宝島社 2015/9/17 大型本: 95ページ
No.3581★★★☆☆
なんでゲンナリしたんだろう。おそらく、私には宝島社のイメージがあった。そして、そのイメージの中にはこの範疇の宝島を想像できなかったのではないか、と思った。こういう本は他の出版社から出してほしい。宝島には宝島らしい(?)本を期待したい、そんな読者としてのわがままであろう。
「植物のある部屋」<2>につづく
二冊目。ちょっと無理はあったのだが、それを承知で選んだのがこれ。去年6plusにしたばかりなのに、もう6sかよ。ようやく流行に乗れると思ったのに、もう時代は次のステージへと進んでいる。
「いますぐわかるiPhone6s iPhone 6s」6s Plus対応
インプレス デジタルプラス編集部 (著) 2015/09フォーマット: Kindle版
ファイルサイズ: 31247 KB
No.3580★★★☆☆
こちらもパラパラしてみるが、おそらく多分、6plusより進んでいる部分は、そのタッチパネルが二重になったということで、そのタッチ差が売りになるようである。私は今のところそれに大きな価値を認めていないので、急いで買い替える必要はまったく感じない。それどころか、現在の機種を10年くらい使えないものか、と思案するのである。
三冊目がなかなか決まらない。エイと選んだのがこちら。タイガーマスク。いや、マスクマンたちのマスクを集めた本。私は別段に強烈なプロレスファンでもなければ、タイガーマスクのファンだったわけではない。
「プロレス・マスク・ワールド」
(DIA COLLECTION)ムック ダイアプレス 2015/9/16ムック: 97ページ
No.3582★★★☆☆
しかしながら、あの時代には、なにか強烈な郷愁がある。めちゃくちゃにパラドキシカルで、なんでもありで、まったくいい加減。そんな時代の私の存在の対象として、確かにプロレスはあったのだし、夢中になった。
そして今日は今日で、この三冊でトリニティを作ってみた。
いや、ちがうなぁ。どうしてもこれでは「?」がついてしまう。決定的に何かが違うのである。嫌いな本たちではないが、このトリニティでは、私は救われない。ウロチョロしていて周囲を見回していて、今日の私は、むしろこちらの一冊のほうが、絶対いいと思えた。
さて、これからが問題である。なにが違うのだろう。いろいろ考えた。結局、上の三冊には共通項がある。ルーツが80年代初半にあるというところだ。プロレスのタイガーマスクの登場は1981年4月だった。
そして、現在のスマホのルーツとなる世界を強烈に示してくれたのはアルビン・トフラー「第三の波」は1980年10月の出版だった。そして、私は当時、農業を学ぶ学生だった。おそらく、このトリニティは、1980年代初めに出来ている。
この時代からの数年が私にとっての「往相」の時代だった。ひとつの通過点である。出生の一点から拡大傾向にある過程での大事な瞬間である。そして、それらはきっと、今号の「Pen」一冊に詰まってしまった、ということもできる。すでに私は「還相」にいるのだ。
一時期膨れ上がったトリニティは、やがて一点に向かって終息しつつある。それを象徴しているのは、3・11であっただろう。とにかく、私は、この一冊で、何かのヒントをつかめたような気がする。
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