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2015/09/23

「Pen」2015年 10/1 号 [インテリアのヒントが満載! 暮らしが楽しくなるアイデア集。]<7>

<6>からつづく

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「Pen」2015年 10/1 号 [インテリアのヒントが満載!  暮らしが楽しくなるアイデア集。]<7>
CCCメディアハウス 2015/9/15 雑誌

 この号で、一番ダイレクトに当ブログに繋がるのは、p66の「ボタニカル・ライフ」のように思うのだが、どうも人間というものは(そして私という人間は)へそ曲がりなもので、そのものズバリとであると、なんだか目を避けたくなる。

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 これでは、それこそNHKBSテレビドラマ「植物人間ベランダー」レベルの話になり、もうそうだとするならば、オリジナルなあちらのほうが面白いに決まっているのだ。ましてやこのレベルだと、わがボタニカル・ライフとどっこいどっこいだ。刺激されるところが少ないぞ。

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 かと言って、p72の「日常の音楽空間」と来ると、どうもボトニカル群が乱雑過ぎる。もう、これ見よがしで、しかも一個一個の定位置が決まっていなさそうなところが、逆に落ち着きのなさを感じさせる。床が木目風ではないところが、私好みではない。

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 そこで、あのp44のベッドルームを見返してみる。このページ、いつまで私を魅了し続けるかは不明だが、今のところまだ大丈夫だ(笑)。意味があるようなないような梯子。馬の模型。壁付け電話。簡易な手元ランプ。わが空間に似ているか、似せようと思えば、もっと似せられる。

 だがずっと見ていると、不思議なことにも気がついてくる。この部屋、おそらくベッドルームなのである。にもかかわらず、カーテンがない。せめてブラインドが必要であろう。そこが大幅カット、ないしデフォルメされているところが気になる。この部屋にパソコンは不似合いである。ほとんど電子機器さえ不要で、雑誌や書籍類もほんの数冊。なんせここは寝室なのだ。

 そして一番気になることは、窓辺に一個だけ小さなボタニカルが置いてあるだけで、植物類は完璧に排除してある。あるのは窓辺の外側にあある小さなすだれ風の植物群だけである。実にシンプルかつ、瞑想的。

 いざ、そういう目で見ると、この号にはもう1つ、同傾向のページがp110にあった。同じような風景だが、ちょっと違う。梯子やライトも同傾向だが、違うものである。ベットも窓もちがうようだ。そして共通しているのは、寝室に植物はないが、窓のそとには植物が存在していること。窓ガラスは素通しで、カーテンがないことだ。

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 はてさて、これらから導き出されるところの結論は。

 正直言って、私はオフィスやアトリエ、ロフトなどばかりに目を取られて、「寝室」という考え方はなかった。常にリビング空間的なものの延長として考えていたのである。たしかにソファーや簡易ベットがあり、似たような風景を作ることはできる。しかし、コンセプトとしては「寝室」はなかったのである。

 そういえば、木製のベッドは確かにある。私は現在布団生活だが、若い時分はベットの上に布団を敷いていたのだ。だが、どうも場所を取るので、布団に切り替えてしまった。そして布団の周りは、本やら雑誌やらCDやらスマホやPCなどのコード類でグチャグチャなのであった。

 だれにも見せないのが基本である寝室なのだから、こここそもっともわがままな部分であった。そして、私はそこを、いまだにグチャグチャにしたままなのではないか。私は「眠り」と、キチンと向き合っているだろうか。

 そう。わたしはこれから、眠りのクオリティに向かって思索し、瞑想すべきなのではないのだろうか。

 これが、暫定、きょうのところの結論である。

<8>につづく

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